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長谷紅

オードリー・ヘプバーン

『シャレード』Vol.4|オードリーとユベール・ド・ジバンシィ

この作品において、オードリーがユベール・ド・ジバンシィを愛した理由のひとつでもある「あらゆる色に、エレガンスの魔法をかけていく」才能を如何なく発揮しています。その代表的な例がカラフルなウールコートと帽子なのです。
オードリー・ヘプバーン

『シャレード』Vol.3|オードリーとケーリー・グラントとアイスクリーム

セーヌ河畔で赤いスカートスーツを着たオードリーとケーリーが散歩するシーンがあります。その時、オードリーがアイスクリームをケーリーのジャケットにつけてしまいます。実はこのシーンは2人の間に実際に起きた出来事のパロディとして撮影されたシーンでした。
オードリー・ヘプバーン

『シャレード』Vol.2|オードリー・ヘプバーンとトレンチコート

かつてバーバリーを率いていたクリストファー・ベイリー曰く、オードリー・ヘプバーンのトレンチコート姿こそ、トレンチコートの魅力が凝縮されているとのこと。この作品に登場するトレンチコートはジバンシィによるデザインですが、『ティファニーで朝食を』のものとすごく似ています。
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オードリー・ヘプバーン

『シャレード』Vol.1|オードリー・ヘプバーンとルイ・ヴィトンとエルメス

アルプスで優雅なる休暇を過ごし、パリに戻ってきたオードリー・ヘプバーンはユベール・ド・ジバンシィがデザインしたファッションに身を包んでいます。この時持っているバッグが、ルイ・ヴィトンのスティーマーバッグとエルメスのクロコのハンドバッグです。
梶芽衣子

【修羅雪姫】梶芽衣子様のキモノは女の戦闘服

『週刊プレイボーイ』に1972年2/29号から1973年3/6号にかけて、全51回に分けて連載された小池一夫原作、上村一夫作画による、文明開化の明治時代の日本を舞台にした時代劇漫画を梶芽衣子様(1947-)主演で映画化したもの。
梶芽衣子

『修羅雪姫』Vol.3|梶芽衣子様と『キル・ビル』

中原早苗を襲撃する白無垢姿が、身震いするほどの美しさに満ちています(真夜中にこんな女性と出会ったら、間違いなく走って逃げるほどの幽玄さです)。そしてこのファッションこそが、クエンティン・タランティーノ監督の『キル・ビル Vol.1』のルーシー・リューの白無垢姿へとつながっていくのでした。
梶芽衣子

『修羅雪姫』Vol.2|梶芽衣子様と白い着物

『修羅雪姫』という劇画の主人公を演じる半年前の1973年はじめに梶芽衣子様は、『仁義なき戦い 広島死闘篇』で深作欣二監督の作品にはじめて出演しました。壮絶なる悲劇のヒロインとも言えるこの役柄を演じ上げたことが、〝舞い散る雪の美しさと儚さを体現する白い着物〟を着た凛とした主人公へと繋がっていったのでした。
オードリー・ヘプバーン

『ティファニーで朝食を』Vol.6|パトリシア・ニールとポーリーン・トリジェール

この作品には、三人のファッション・デザイナーが関わっています。一人はオードリー・ヘプバーンのフォーマルな衣装を担当したユベール・ド・ジバンシィ。もう一人はイーディス・ヘッド。そして、最後の三人目がパトリシア・ニールの衣装を担当したポーリーン・トリジェールでした。
オードリー・ヘプバーン

『ティファニーで朝食を』Vol.5|ティファニー ダイヤモンドとシャネルの2.55バッグ

ジバンシィのリトルブラックドレス、オリバー・ゴールドスミスのサングラス、バーバリーのトレンチコートといった〝永遠のファッション・アイテム〟が登場する本作において忘れてはならないのが、シャネルの2.55です。
オードリー・ヘプバーン

『ティファニーで朝食を』Vol.4|オードリーとニューヨーク五番街のティファニー本店

『ティファニーで朝食を』において、ニューヨークのティファニー本店で史上初のロケーションが行われました。基本的にどれほどの信頼関係があろうとも盗難保険等の関係で宝石店が、映画のロケ撮影に協力することはありません。
オードリー・ヘプバーン

『ティファニーで朝食を』Vol.3|オードリー・ヘプバーンとトレンチコート

女性として生まれたからには、華やかな大都会で生活してみたい。たとえそれが、破滅への道につながろうとも、それが一瞬の輝きであろうとも、本望だと考える心。そんな気持ちを表現する女性の戦闘服が、いつの時代でもトレンチコートなのでしょう。少女はトレンチコートを着て大人になるのです。
オードリー・ヘプバーン

『ティファニーで朝食を』Vol.2|オードリー・ヘプバーンとリトルブラックドレスPART2

第二次世界大戦を経て、ヨーロッパ中がカラフルなカラーと花柄に溢れ、そんなカラフルなカラーコードに疲れた人々の心を掴むように、『ティファニーで朝食を』の中でオードリーが着たリトルブラックドレスにより、世界中の女性は、再びリトルブラックドレスに憧れを抱くようになったのでした。
オードリー・ヘプバーン

『ティファニーで朝食を』Vol.1|オードリー・ヘプバーンとリトルブラックドレス

この作品により、オードリーとジバンシィの60年代ははじまったのでした。そして、この作品により、パリモードが、ニューヨーク(=世界の各大都市)へ、はっきりと溶け込み、ファッション文化の大衆化は加速することになったのでした。
オードリー・ヘプバーン

【尼僧物語】オードリー・ヘプバーンの乙女の祈り

何よりも『尼僧物語』の素晴らしい所は、オードリー・ヘプバーンによって、尼僧ルック(シスター・ルック)さえもモードになったということなのです。世界中の女性がこの作品の影響を受け、イブニングドレスよりも、尼僧服に憧れを持つようになったのでした。
オードリー・ヘプバーン

『尼僧物語』Vol.4|オードリー・ヘプバーンの『コンゴの休日』

1958年1月23日から二ヶ月にわたる撮影が実際に始まってみると、オードリーはコンゴという国がとても気に入りました。撮影中、彼女はそのストイックさにより、24時間、尼僧のファッションで過ごしていたのですが、休日になるとそういった衣装を脱ぎ捨て、カジュアルな装いに身を包み、コンゴを思う存分堪能していたのでした。
オードリー・ヘプバーン

『尼僧物語』Vol.3|オードリー・ヘプバーンとコンゴ

この作品が撮影されたのは、1958年でした。そして、その僅か2年後にコンゴ動乱(死者:推定10万人)が勃発し、現地在住のベルギー人が黒人の暴力に曝され、この作品のために協力した宣教師及び、尼僧も暴行され殺害されたのでした。この作品は、オードリーにとっても他の出演者にとっても忘れられないものとなりました。
オードリー・ヘプバーン

『尼僧物語』Vol.2|オードリー・ヘプバーンと尼僧の美学

『尼僧物語』のオードリー・ヘプバーンが、世界で一番パリモードを体現する女性から一転して、尼僧として神々しさに満ち溢れていたのは、監督のフレッド・ジンネマンの徹底した世界観の作りこみ方により導かれたものでした。
オードリー・ヘプバーン

『尼僧物語』Vol.1|オードリー・ヘプバーンのスクールルック

オードリー・ヘプバーン(1929-1993)の最後の20代に撮影された『尼僧物語』では、ジバンシィをはじめとするモードを着こなすシーンは一切ありません。この作品においてオードリーは、時代の最先端をいくファッションではなく、尼僧服という伝統的な装いに身を包み、最後の数分まで物語は進んでいきます。
ジーナ・ローランズ

【グロリア】(1980年版)21世紀の女たちのバイブル

21世紀のあらゆる年代の女性のためのバイブルがこの『グロリア』です。当時、世界最高の犯罪率を誇るサウス・ブロンクスを皮切りに、ニューヨークの生々しい風景の中で、グロリアが、エマニュエル・ウンガロの高級服を身に包み、小走りでハイヒールを履いたまま駆け抜けるのです。
ジーナ・ローランズ

『グロリア』Vol.2|ジーナ・ローランズとエマニュエル・ウンガロ

この作品の中で最も魅力的な衣装が、ラストに登場します。エマニュエル・ウンガロのラップドレスです。素晴らしい色彩感覚です。そして、このドレスを着たグロリアは、とても魅力的です。ふんわりと身体を包み込むようでいて、女性らしいボディラインを巧みに引き出すデザインです。
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