アンドロギュヌス

オードリー・ヘプバーン7 『麗しのサブリナ』3

    作品名:麗しのサブリナ Sabrina (1954)
    監督:ビリー・ワイルダー
    衣装:イーディス・ヘッド/ユベール・ド・ジバンシィ
    出演者:オードリー・ヘプバーン/ハンフリー・ボガート/ウィリアム・ホールデン


    映画の成功は、サブリナの変身にかかっていた

    パリに行く前のロングヘアーのオードリー。

    オードリーの武器の1つは手の長さです。それが高さのない腰の位置をフォローします。

    自転車のバックパックがとても可愛らしいです。

    自然に見えて実はかなり凝ったレイアード・ファッション。

    ボギーのような渋い男性が隣にいると、女性も輝きます。

    ワイルダーからプレゼントされたグリーンのクロームとアルミニウムの自転車に乗って撮影所内を走り回るオードリー。

    ジャンパースカートの実際の色合いが分かる写真です。

    衣装合わせのテスト。

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    サブリナ・ルック1
    • デザイナー・イーディス・ヘッド
    • 黒のロングスリーブのカットソー。ボートネック
    • ポニーテールに小さな柄のジャンパースカート。ラウンドネック
    • 裸足、もしくはバレエシューズ

    オープニングで如何にして、「月に手を伸ばしちゃいけないよ」とたしなめられながらも、社交界のプリンスに憧れる、美少女だが、洗練されていない生娘っぷりを示せるか?最初の衣裳がこの映画の成功のカギを握っていました。やぼったくなく、やぼったく感じさせるデザインが求められていました。それが、彼女の後の変身に説得力を生むのです。そこでデザイナーのイーディス・ヘッドは、オードリーの細いウエストラインの美しさを生かしつつも、平たい胸が生み出す少女の雰囲気をフルに生かすジャンパースカートをデザインしました。

    たっぷりフレアを取った長めのスカートのバランスが絶妙で、お抱え運転手が、いかに大切に彼女を育ててきたかということが一目で分かる箱入り娘のテイストがそこにはあります。細身の肉体にあわせた服を立体裁断するのは大変なことです。しかし、このジャンパースカートは、どんなポーズを取っても胸が浮かない素晴らしいサイズ感です。「オードリーの仮縫いは慎重に何度もした」とイーディスが語るだけあります。



    パリジェンヌ・ルック「ジャジー・スーツ」

    ウィリアム・ホールデンとオードリー。

    オードリーと監督のビリー・ワイルダーとジバンシィのスーツ。

    初日に、彼女(オードリー)は準備を整えてセットへやってきた。台詞はすべて暗記していた。わたしが台詞を絞り出す必要はなかった。愛想がよくて美しい彼女に、5分後にはみんなが恋をしていた。わたしも含めて、全員がこの娘に恋をした。わたしには夜中に寝言をいう困った癖があった。寝返りを打ってぺらぺらしゃべりまくる・・・だが幸いなことに、わたしの妻のファーストネームもオードリーだった。

    ビリー・ワイルダー

    ジバンシィのファッションモデルが着ていたドレスをそのまま着こなせるオードリーはさすがです。

    ヘッドドレス

    ジバンシィのヘッドドレス。

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    サブリナ・ルック2
    • デザイナー・ユベール・ド・ジバンシィ
    • クラシックなオックスフォード・グレーのウールのペプラムスーツ。衿なしのダブル。スクープネックライン。ストレートラインのスカート。絞りに絞ったウエストから広がるフェミニンなカーブ。ジバンシィ1953SS
    • 黒の手袋
    • 黒レザーのデルマンのローヒールパンプス
    • イヤリングはバーグドルフ・グッドマンのAido
    • ブリーフケースはKoret
    • ターバンハット。パールグレイのシフォン・プリーツ。ジバンシィ1953SS

    1953年春夏のコレクションの中から、オードリーが最初にジバンシィの前で選んだ服がこれでした。オードリーはこのスーツを〝ジャジー・スーツ〟と呼びました。ショーでファッションモデルが着ていたものと同じものをジャストフィットでオードリーが来た事にジバンシィは驚きました。

    ジバンシィは回想します。「オードリーが、ターバンとスーツを着た瞬間に、朝訪ねてきた痩せっぽちな少女は消えうせていました。「私はこれを求めていたんです!」と嬉しそうに話すオードリーを見て思いました。〝私の服が生きている!〟と。その時、私ははじめて服は着る人によって表情を変えるということを知りました。それは何か魔法を見ているようでした」


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