オードリー・ヘプバーン

オードリー・ヘプバーン13 『ティファニーで朝食を』4

    作品名:ティファニーで朝食を Breakfast at Tiffany’s(1961)
    監督:ブレイク・エドワーズ
    衣装:ユベール・ド・ジバンシィ/イーディス・ヘッド/ポーリーン・トリジェール
    出演者:オードリー・ヘプバーン/ジョージ・ペパード/パトリシア・ニール/ミッキー・ルーニー/マーティン・バルサム



    幻のスティーブ・マックィーン

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    トルーマン・カポーティ。写真:リチャード・アヴェドン、1958年。

    『ティファニーで朝食を』は、トルーマン・カポーティによって1958年に発表された中編小説です。当初、カポーティは、マリリン・モンローが主役の条件で、パラマウントに映画化権を売りました。しかし、モンローのアクティング・コーチだったポーラ・ストラスバーグは、セックスシンボルのイメージを増長するようなコールガールを演じるべきではないと助言し、モンローは断りました。

    その後、キム・ノヴァクにも断られる一方で、オードリー・ヘプバーンは、今までと全く違う役柄を演じたかったので、ホリー役に興味を持ちました。相手役のポールは、当初、スティーブ・マックィーンの予定でしたが、テレビ西部劇『拳銃無宿』の契約のため出演できませんでした。『荒野の七人』(1960年)で映画スターの仲間入りを果たしていたマックィーンが出演していたら、全く別物の作品になったでしょう。



    ポーリーン・トリジェール

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    ポーリーン・トリジェール。1962年。

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    フィッティング風景。1962年。

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    ポーリーンの代表作ジャンプスーツ。Vogue 1964年9月号。

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    ポーリーン・トリジェールを着るスージー・パーカー。1955年。

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    この作品には、3人のファッション・デザイナーが関わっています。一人はオードリー・ヘプバーンのフォーマルな衣装の担当としてのユベール・ド・ジバンシィ。そして、オードリーのカジュアルな衣装と、他の出演者(パトリシア・ニールを除く)の衣装を担当した、イーディス・ヘッド(ジョージ・ペパードのアイビールックが素晴らしい)。

    最後に、パトリシア・ニールの衣装を担当したポーリーン・トリジェール(1912-2002)です。パリ生まれのアメリカのデザイナーです。彼女は、パリのロシア系ユダヤ人の家庭に生まれました。父親は軍服を主に仕立てるテーラーで、母親はドレスメーカーでした。10歳より母の手伝いをしていましたが、欧州の政治情勢の悪化により、1937年にニューヨークに移住。

    1941年よりハティ・カーネギー社でトラヴィス・バントン(『モロッコ』などのマレーネ・ディートリッヒのコスチューム・デザインを担当したハリウッドのコスチューム・デザイナーだが、1941年当時アルコール中毒で、ハリウッドを追放されていた)のアシスタントとしてキャリアをスタートする。すぐに独立し、1949年コティ賞を受賞する。ポーリーンはスケッチなしで立体裁断をするデザイナーでした。

    1960年代にジャンプスーツを、1967年、アイコンのひとつになるラインストーン・ブラを発表。更に、1961年史上初のアフリカン・アメリカンのモデルとしてビバリー・ヴァルデスを雇用しました。彼女の顧客として有名な人は、ベティ・デイビス、クローデット・コルベール、ウィノナ・ライダーでした。



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