マレーネ・ディートリッヒ

マレーネ・ディートリッヒ4 『上海特急』2(2ページ)

    作品名:上海特急 Shanghai Express (1932)
    監督:ジョセフ・フォン・スタンバーグ
    衣装:トラヴィス・バントン
    出演者:マレーネ・ディートリヒ/アンナ・メイ・ウォン



    マーメイド・ライン=見せない女の美学

    美女にとって、男の腕はベルトの役割を果たすために存在している。

    100万ドルの美脚を包み隠す美しいマーメイドライン。

    乱世が美女を生み出す。撮影当時ディートリッヒの祖国ドイツではアドルフ・ヒトラー率いるナチスが勢力を拡大していた。

    極めてトム・フォード的な金のメッシュのボウタイと袖。

    世界一タバコの吸い方がカッコいい女。

    上海リリー・ルック4 ボウタイドレス
    • 金のメッシュのボウタイと袖のブラック・ロングドレス、サクランボのようなゴールド・ボタン、バイアスカット
    • ファーコート

    「私が上海リリーと名乗るには一人の男では足りなかった」というディートリッヒの有名な台詞。この作品の脚本は、モーパッサンの小説『脂肪の塊』(1880)から多大なる影響を受けています。ちなみに『脂肪の塊』は、ジョン・フォードが1939年に監督した『駅馬車』にも大きな影響を与えた小説でした。

    上海リリーという役柄は、ディートリッヒのミステリアスなイメージと面倒見の良い姉御肌なイメージが合致した適役でした。そして、フォン・スタンバーグとのコンビで生み出された7作品の中で最も興行成績の良かった作品でした。それは1932年において、MGMのオールスター映画『グランド・ホテル』を凌ぐ年度No.1の興行成績を上げました。

    本作はディートリッヒが唯一アカデミー主演女優賞にノミネートされた作品であり、彼女自身が、自分が最も美しく撮れた作品だと自負している作品です。リー・ガームズが撮影賞を受賞していますが、実際にほとんどのカメラを回していたのは、フォン・スタンバーグでした。



    キモノを着るディートリッヒ



    本格的に着物を着たマレーネ。1932年。

    上海リリー・ルック5 キモノガウン
    • シルクのキモノガウン、振袖、アール・デコ風の鶴柄
    • ファーのついた黒パンプス




    ページ:

    1

    2

    関連記事

    1. オードリー・ヘプバーン35 『マイ・フェア・レディ』3(3ページ…
    2. ローレン・ハットン2 『アメリカン・ジゴロ』6(2ページ)
    3. グレース・ケリー5 『裏窓』2(3ページ)
    4. フェイ・ダナウェイ1 『俺たちに明日はない』1(3ページ)
    5. ブリジット・バルドー2 『素直な悪女』1(2ページ)
    6. アンナ・カリーナ2 『気狂いピエロ』2
    7. グレース・ケリー6 『ダイヤルMを廻せ!』1(2ページ)
    8. オードリー・ヘプバーン18 『パリの恋人』1(4ページ)

    女性目線の男磨き

    PAGE TOP