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【ブルガリ】レ ジェンメ レアリの全て

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レ ジェンメ レアリ

Le Gemme Reari 1992年に、ブランド初となるフレグランス「オ パフメ オーテヴェール」を創作したブルガリは、その後に続く「ブルガリ プールオム」以後、ティー・フレグランスを中心にコンスタントにフレグランスを発表してきました。

しかし、取り扱う小売店を無尽蔵に広げたことにより、一躍フレグランス・ブランドとしての知名度が上がる一方で、法外なディスカウント価格で商品が出回ることになり、2000年代の最初の10年間で、安っぽくて、個性のない、香水初心者向けのフレグランス・ブランドというイメージが、定着してしまいました。

そんな状況を変えるべく、ブルガリの香水部門のクリエイティブ・ディレクターに就任したヴァレリア・マニーニは、ブルガリ・フレグランスのラグジュアリー・イメージを高める戦略として、2012年よりブルガリ・フレグランス史上初の最上級ラインの制作を開始したのでした。

そして、その調香をジボダン社の女性調香師ダニエラ・アンドリエに依頼したのでした。

かくして2014年10月に、バリ島のブルガリ・リゾートにて、100mlで41,580円する『レ ジェンメ』コレクションが発表されたのでした。

そして、時は流れ、2018年に発売された第五弾『レ ジェンメ レアリ(王家の宝石)』コレクション三部作の調香師に、皇帝アルベルト・モリヤスが『レ ジェンメ』初登場したのでした。

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アルベルト・モリヤスの『王家の宝石』三部作

サン・ヴィターレ聖堂の皇妃テオドラのモザイク画

男性でも身につけられるようなエネルギーのある香りです。

アルベルト・モリヤス

北アフリカで踊り子兼娼婦として生きながらも、東ローマ帝国(395年-1453年)の実質的な女帝にまで登り詰めた皇妃テオドラ(500?-548)の、生まれ育ちに関係ない、逞しい女子力を体現するべくブルガリが生み出した『レ ジェンメ』の第五弾コレクションである『レ ジェンメ レアリ(王家の宝石)』三部作が2018年に発売されました。

まず最初にアルベルト・モリヤスは、ブルガリのスタジオに招かれ、ルビー、エメラルド、サファイアなど何百万個もの宝石が置かれたテーブルに座らされました。それから2年の歳月を費やし生み出されたのが、この三種類の香りです。

ちなみにサン・ヴィターレ聖堂の皇妃テオドラのモザイク画には、皇帝の紫色のローブを身にまとい、そのティアラには、ビザンティン帝国の皇帝だけが身につけることの出来た3つの宝石=サファイア、エメラルド、ルビーが輝いています。

ダイヤモンドを除く世界4大宝石サファイア、エメラルド、ルビーを身に着けた時の、女性のパワーを感じさせる三つの香りに共通しているのは、スパークリングする香りのオープニングです。

古代ギリシアにおいて交易のための陶器として重用されたアンフォラをモチーフとした、フラコンのキャップには、ブルガリのシンボルである八角形の星、エイトポイントスターがあしらわれています。それはブルガリの創業者ソティリオ・ブルガリ( 1857–1932)が、生まれ育ったギリシャからローマまで旅したことを完全に象徴しています。

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レ ジェンメ レアリ 三部作


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