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キャロライン・マンロー2 『007 私を愛したスパイ』6(2ページ)

ボンド ガール
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作品名:007 私を愛したスパイ The Spy Who Loved Me(1977)
監督:ルイス・ギルバート
衣装:ロナルド・パターソン
出演者:ロジャー・ムーア/バーバラ・バック/キャロライン・マンロー/クルト・ユルゲンス/リチャード・キール

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いよいよ、キャロライン・マンローの光臨!

クルーザーに乗って突如現れる絶世の美女がいた!

70年代風のジャッキー・オナシス風サングラスをつけ…

ガウンを風になびかせながら、迫力満点のビキニ姿でクルーザーから降りるその姿は・・・

70年代の青少年の心に「ホンモノの峰不二子」だ!という啓示を与えたのでした。

そして、将来のビッチ予備軍の少女達には、このサングラスのつけ方を絶対真似してやる!と心に誓わせたのでした。

絶妙のカラーリングのビキニでボンドも一発ノックアウトした女。

この女の名をナオミと言います。え?ナオミ?日本人なのか?

オンナの最終進化形。それがナオミでした。

ロータス・エスプリ以上に、男たちが乗りたかったナオミ。

彼女の登場から、世界の女性の美の基準はガラッと変わったのでした。

ストロンバーグとナオミ。

ナオミ・ルック1 ゴージャス・ビキニ
  • ビーズアクセサリーが付いたシフォンガウン
  • ビキニ
  • ゴールドヒールサンダル
  • バタフライサングラス

トータルで僅か数分間の出演ながら、ボンド・ガール史のみならず、1970年代から現在にかけて、【世界の女性のセクシーさ】について、彼女ほど影響を与えた人はいないでしょう。

何よりも、高級リゾート地で、クルーザーに乗って、頭にサングラスを乗っけて、ミステリアスなアイメイクで、ビキニがよりはえるシフォンガウンを着て風になびかせ、登場するその姿に、世界中のセクシーの価値基準は、同時期のTVシリーズ「チャーリーズ・エンジェル」(1976-1981)と共に固まっていったのです。

そうです。この人が、クルーザーから降りた瞬間こそが、現在のヴィクトリア・シークレットのエンジェル達に体現されたひとつの女性のセクシーさの原点なのです。つまり、すべてはナオミからはじまったのです。

ちなみに、このクルーザーから美脚を全開にして登場するシーンにおいて、キャロラインがムスっとして見えるのは、その少し前に、蜂の上に座ってしまい、お尻を刺され、強烈な痛みの中、撮影にのぞんだからでした。