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【ブルガリ】ニライア(アルベルト・モリヤス)

アルベルト・モリヤス
©BVLGARI
アルベルト・モリヤスブランドブルガリ調香師香りの美学
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ニライア

原名:Nylaia
種類:オード・パルファム
ブランド:ブルガリ
調香師:アルベルト・モリヤス
発表年:2018年
対象性別:女性
価格:100ml/41,580円

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ビザンティン帝国の皇妃テオドラの香り

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サン・ヴィターレ聖堂の皇妃テオドラのモザイク画

1993年に、ブランド初となるフレグランス「オ パフメ オーテヴェール」を販売したブルガリは、その後に続く「ブルガリ プールオム」以後、ティー・フレグランスを中心にコンスタントにフレグランスを発表してきました。

しかし、取り扱う小売店を無尽蔵に広げたことにより、一躍フレグランス・ブランドとしての知名度が上がる一方で、法外なディスカウント価格で商品が出回ることになり、2000年代の最初の10年間で、安っぽくて、個性のない、香水初心者向けのフレグランス・ブランドというイメージが、定着してしまいました。

そんな状況を変えるべく、ブルガリの香水部門のクリエイティブ・ディレクターに就任したヴァレリア・マニーニは、ブルガリ・フレグランスのラグジュアリー・イメージを高める戦略として、2012年よりブルガリ・フレグランス史上初の最上級ラインの制作を開始したのでした。

そして、その調香をジボダン社の女性調香師ダニエラ・アンドリエに依頼したのでした。

かくして2014年10月に、バリ島のブルガリ・リゾートにて、100mlで41,580円する『レ ジェンメ』コレクションが発表されたのでした。

そして、時は流れ、2018年に発売された第五弾『レ ジェンメ レアリ(王家の宝石)』コレクション三部作の調香師に、皇帝アルベルト・モリヤスが『レ ジェンメ』初登場したのでした。

ビザンティン帝国の皇妃テオドラにインスパイアされたこのコレクションは、皇帝だけが身につけることを許された三つの宝石(ルビー、サファイア、エメラルド)をテーマに、それぞれの香りが創造されました。そのうちのひとつである「ニライア」はオリエンタルの香りです。

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カシミール・サファイアをアイリスで表現した香り

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「ニライア」という名は、サンスクリット語でブルーを意味する「Nyla」から付けられています。

古代エジプトにおいて〝天空の星々の輝きを地上にもたらす石〟として、王族や貴族により、不老不死の力を秘めた石として称えられていた世界四大宝石の1つであるサファイア。ちなみにルビーは同じコランダムに属し姉妹のような関係です。つまり、レッドサファイアという名称は存在せず、レッドのコランダムはルビーとなり、その他のカラーのコランダムをサファイアと呼びます。

サファイアの最高級の産地であるカシミール地方からインダス川を下り、ビザンチン帝国に辿り着いたこの宝石は、帝国の栄光の象徴です。

もしカシミール・サファイアから香りがしたらどんな香りになるだろうか?という発想で生まれたこの香り(モリヤスは天空をイメージして調香した)は、パウダリーなアイリス・パリダに、華やかなジャスミン・サンバックがブレンドされた、深遠な青い虹色の輝きからはじまります。

すぐにラオス北部とベトナムの海抜800~1600メートルの樹脂からのみ得ることが出来るシャム産のベンゾインが、アイリスとジャスミンを官能的な甘さで温めてくれます。

そして、アンバーグリスとホワイトムスクが、肌の上に厳粛なるサファイアの、温かくて爽やかな悠久の煌きを残してくれるのです。

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香水データ

香水名:ニライア
原名:Nylaia
種類:オード・パルファム
ブランド:ブルガリ
調香師:アルベルト・モリヤス
発表年:2018年
対象性別:女性
価格:100ml/41,580円


トップノート:アイリス・アブソリュート、ジャスミン・サンバック
ミドルノート:ベンゾイン・アブソリュート
ラストノート:アンバーグリス、ホワイトムスク、アンブレット、サンダルウッド、バニラ

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