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【ブルガリ】アクア シリーズの全て

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アクア シリーズ

Aqva By Bvlgari マリンノート(オゾンノートではなく)は、ブルガリから誕生したイメージがあるのですが、実際のところ、ブルガリがマリンノートの香りを発表したのは、アルマーニが「アクア ディ ジオ プールオム」によって一大旋風を巻き起こした10年後の2005年の「アクア プールオム」によってでした。

その後アクアシリーズ(Aqvaとスペルされる理由は、ラテン語にはuが存在しない為)となる記念すべき第一弾のこの香りは、ジャック・キャヴァリエにより調香されました。以後、5作品が発売されたこのシリーズは、ブルガリ=アクアノートのさきがけというイメージを人々に与えるようになりました。

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アクアの遺伝子

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2005年にシリーズが発売されてから、約15年間、「アクア シリーズ」は、ブルガリ・フレグランスの負の部分を体現していると言い切ってよいコレクションでした。

ディスカウント・フレグランス・ショップの最も目立つ一角にドンと鎮座しているイメージが強く、日本人に「フレグランスは正規料金では購入するものではない」というイメージを植えつけたブルガリ・フレグランスのセンターに位置する香りのひとつでした。さらに言うと、このシリーズの影響により、アクアノート=チープな香水というイメージが広がったのでした。

しかし、2020年代に入り、ブルガリがディスカウントされないように流通を見直したため、今ではブルガリのフレグランスはそれほど安くなくなり、フレグランス・ブランドとして再評価されつつあります。と同時に、ルイ・ヴィトンの専属調香師であるジャック・キャヴァリエが生み出したアクアノートの決定版と言われるこのシリーズも真っ当な評価を受けるようになりました。

ボトルデザインも斬新で素晴らしく、海辺の小石を連想させるその形は、自然の中で生み出された大地のかけらとして、個人と自然のつながりを想起させます。さらに半透明の深いブルーカラーは、表面から見たときの海水(OCEAN)の無限の深さと、海岸で絶え間なく打ち寄せる波の音を暗示しています。

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<アクア>コレクション

2005年


アクア プールオム(ジャック・キャヴァリエ)

2008年


アクア プールオム マリン(ジャック・キャヴァリエ)

2014年


アクアアマーラ(ジャック・キャヴァリエ)

2015年


アクアディヴィーナ(アルベルト・モリヤス)

2017年


アクア プールオム アトランティック(ジャック・キャヴァリエ)