ヴィヴィアン・リー

ヴィヴィアン・リー2 『風と共に去りぬ』2(2ページ)

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作品名:風と共に去りぬ Gone with the Wind (1939)
監督:ヴィクター・フレミング
衣装:ウォルター・プランケット
出演者:ヴィヴィアン・リー/クラーク・ゲーブル/オリヴィア・デ・ハヴィランド/レスリー・ハワード

あなたこそ、スカーレットだ!

『風と共に去りぬ』のスカーレット・オハラ役は、他のあらゆる映画の配役よりも特別だと言われています。1936年に出版され、世界的ベストセラーとなったマーガレット・ミッチェルの原作の映画化にあたり、プロデューサーのデイヴィッド・O・セルズニックは、ウエスト43cmのスカーレットを演じる女優を捜すために5万ドルの費用と1400人が面接を受け、2年半の月日を費やしました。しかし、結局は女優が決定されずに1938年12月、撮影が開始されました。

シーンはアトランタの大火のシーンからです。『キング・コング』(1933)と『小公女』の古いセットを改装して、南北戦争時代の建物に見えるように作られていました。そこに見学でやってきたのが、ローレンス・オリヴィエとヴィヴィアン・リーでした。この時、ヴィヴィアンは、明るく笑顔でデイヴィッドと会話した後に、突然、無言になり、焼け跡となったアトランタのセットを見つめ、涙を一筋流したという。この表情を見て、デイヴィッドは「スカーレットがここにいる!」と感じたと回想しています。

「緑の目が端正なふるまいとはうらはらに、いきいきと輝いている」。こうしてスカーレット役の最終候補は、ポーレット・ゴダード、ジーン・アーサー、ジョーン・ベネット、そしてヴィヴィアン・リーの4人に絞られたのでした(スクリーンテストの後、当初監督予定だったジョージ・キューカーの賛同もあり、ヴィヴィアンの抜擢が決定しました)。

一方、キャサリン・ヘプバーンは、デイヴィッドに直談判して、こう言い放ちました。「この役が実際には私のために書かれたものであることをご存知でしょ?私こそがスカーレット・オハラよ。だったら私がスカーレットを演じるべきでしょ?」と。しかし、デイヴィッドの答えは「私としてはクラーク・ゲーブルが10年間きみを追い続けるなんて想像できない」という冷たい真実でした。

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特徴的な柄のドレスに、黄色のアイテムの絶妙なカラーバランス。

スカーレット・ルック5 スレートブルードレス
  • スレートブルーのドレス。特徴的なジズザグ柄。2ピース。
  • 黒のヘッドドレスに黄色のリボン。黒ヴェールつき
  • 黄色い手袋

ヴィヴィアン・リーの誕生。

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『風と共に去りぬ』は、個性的なドレス・デザインの宝庫です。

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ベルスリーブの個性的な柄。

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レット・バトラーとのハネムーン・シーンで何種類かの個性的なドレスが贅沢に数秒ごと登場します。

彼女は今も昔と変わらず美しかった、滑稽で、ウィットに富み、陽気だった・・・しかし、その生き生きとした表情の底の底には、絶え間なく不幸せが流れていました。

ダーク・ボガード(ヴィヴィアン・リーの旧友)

ヴィヴィアン・リーは、1913年11月5日に、英国領インド帝国ダージリンで、元劇団員で騎兵隊将校のハンサムな父親と母親の間に一人娘として生まれました。6才のときにヴィヴィアンは母親の意向でインドを離れ、単身ロンドン南西部のローハンプトンのカトリック女子修道院付属学校に転入しました(ここで後に女優となる2才年上のモーリン・オサリヴァンと友人になる。彼女こそミア・ファローの母親である)。

やがて、ヴィヴィアンは、女優になる夢を持ち、ロンドンの王立演劇学校へと入学しました。しかし、1932年12月に、13歳年上の法廷弁護士ハーバート・リー・ホルマンと結婚し、王立演劇学校を退学しました。1937年、映画『無敵艦隊』のヒロインに抜擢され、その美貌が評判となり、英国において人気女優の仲間入りを果たします。この作品の少し前から、彼女はローレンス・オリヴィエに夢中でした。結局双方とも、離婚し、1940年に結婚します(1960年まで)。3分間の結婚式には立会人として女優キャサリン・ヘプバーンと劇作家ガーソン・カニンの二人のみ招かれました。

しかし、この頃より、ヴィヴィアンは、徐々に双極性障害に悩まされるようになっていきます。1944年に『シーザーとクレオパトラ』(1945年)の撮影中にヴィヴィアンは妊娠し、流産します。この時、オリヴィエに怒鳴り散らし、殴りかかるという双極性障害による最初の大きな発作を起こします。そして、1947年、ヴィヴィアンは、テネシー・ウィリアムズの『欲望という名の電車』に出会ってしまうのでした。

スカーレット・ルック6 ハネムーンドレス
  • 白地のドレス。黒の布地がベルスリーブ上に骨のようなライン・デザイン
  • 小さなテンガローのヘッドドレス
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ヴィヴィアン・リーにはグリーンが似合う。

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そして、クラーク・ゲーブルの男っぷりの良さ。彼の存在感もスカーレット役を輝かせるためには絶対に重要な要素でした。

スカーレット・ルック7 グリーン&ホワイト・デイドレス
  • 緑のパイピングがセンスよく施されたホワイトドレス
  • 緑の大地に根を張るという意味をこめたデザインです




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