ドミニク・ロピオン

【フレデリック マル】ベチベル エクストラオーディネール(ドミニク・ロピオン)

最も危険な遊戯


一般的なパルファムの約三倍もの量に相当する(約25%)ベチバーが過剰使用されているこの香りの名は「ベチベル エクストラオーディネール」です。その名の意味は、フランス語で「並外れたベチバー、非凡なベチバー」です。〝究極に洗練されたメンズ・フレグランス〟とも言えるオリエンタル・ウッディの香りは、2002年に、ドミニク・ロピオンにより調香されました。

まずは短いシトラスの爽快感からこの香りははじまります。そして、すぐにスパイシーが登場し、速やかに舞台は整えられていきます。いよいよベチバーの登場です。苦味(カンファー)の取り除かれたハイチ産のベチバーに、サンダルウッド、シダー、オークモス、ミルラ、ムスク、カシュメランが絡み合い、ベチバーの多面性(ただし、甘さは排除されている)が見事に引き出されています。

季節は冬。コート、無言、そして、この香りが、女性を虜にする男の三種の神器となるでしょう。キング・オブ・クールのための香りです。

フレデリック・マルとドミニク・ロピオンの出会いは、1980年代後半に、ドミニクが、ルール・ベルトラン・デュポン(後にジボダンに買収された)のラボにいた時に遡ります。この時、ドミニクから嗅がせてもらった強烈なベチバーの香りの想い出が、この香りにつながりました。そして、完成するまでに16ヵ月間かけて500回の試験が繰り返された末に生み出されたのがこの香りです。

ルカ・トゥリンは『世界香水ガイド』で、「ベチバーという草は香水の材料としては、以下の2点の理由で独特だ。1)同じような香りの合成香料がない。2)個性がとても強いので、ベチバーの成分が大部分を占めるフレグランスはほかの名前にしても意味がなく、たいていベチバーと名づけられる。」

「ベチバーのエッセンスはたくさんあるのだが、たいてい油っぽく、まるでリコリスのような香調になる。」「ここでは、ドミニク・ロピオンが、鉛筆のシダーノートと多分レモンであろうかすかな香りを加えて、目の錯覚に似たおもしろいトリックを披露している。これがベチバーの香料に、まるで頬に影を入れる化粧を施したような効果を生み、ベチバーの根そのものの衝撃的な骨格を取り戻したのだ。すばらしい仕事だ。」と4つ星(5段階評価)の評価をつけています。

スポンサーリンク

香水データ

香水名:ベチベル エクストラオーディネール
原名:Vétiver Extraordinaire
種類:オード・パルファム
ブランド:フレデリック・マル
調香師:ドミニク・ロピオン
発表年:2002年
対象性別:男性
価格:10ml/7,920円、30ml/21,780円、50ml/27,720円、100ml/39,600円


トップノート:ベルガモット、ビター・オレンジ
ミドルノート:ピンクペッパー、クローブ、ベチバー、サンダルウッド、カシュメラン、シダー
ラストノート:オークモス、ミルラ、ムスク

フレデリックマル ベチベル エクストラオーディネール
created by Rinker
¥26,518 (2020/01/22 00:16:36時点 楽天市場調べ-詳細)

スポンサーリンク

最新の投稿

更新カレンダー

2020年1月
« 12月  
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031 

ファッションアイコン(女優編)

PAGE TOP
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。