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【ラルチザン】アエデス デ ヴェヌスタス(ベルトラン・ドゥシュフール)

ラルチザン パフューム
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アエデス デ ヴェヌスタス

原名:Aedes de Venustas
種類:オード・パルファム
ブランド:ラルチザン
調香師:ベルトラン・ドゥシュフール
発表年:2008年(廃盤)
対象性別:ユニセックス
価格:100ml/18,900円

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まぼろしの日本のお香

@L’Artisan Parfumeur

アエデス デ ヴェヌスタス」とは、ラテン語で「美の家」という意味です。1995年に創設されたニューヨークのウエストビレッジの同名の香水ブティックのために作られた限定フレグランスです(日本では限定30本のみ発売された)。

日本のお香とレザーをベースに、オレンジが絡み合うトップからはじまり、ローズとアイリスのフローラルを経て、スモーキーなコーヒーとパチョリに包まれ厳かにドライダウンしていくこの香りは、ラルチザンで多くの名香を調香しているベルトラン・ドゥシュフールにより調香されました。

タニア・サンチェスは『世界香水ガイド』で、「アエデス デ ヴェヌスタス」を「インセンス・ローズ」と呼び、「調香師ベルトラン・ドゥシュフールの傑作ー「タンブクトゥ」「ゾンカ」「ジュビレイションXXV」に共通するのは、いずれも「豊かさは清貧にこそ宿る」という真実に気づかせてくれること。」

「レンブラントの肖像画に描かれた人物たち(当時の富裕層)が着ているものもそうで、敬虔なクリスチャンにふさわしくモノトーンで地味な感じながら、素材は間違いなく高級品。タンブクトゥの香りは教会の儀式の場で用いられる上質なインセンスに似ていて、そのウッディアンバーな香りは大聖堂クラスの広い空間でも存在感を放っている。ただし、せちがらい今の時代にはいささか使いづらい。」

「一方、アエデス デ ヴェヌスタスは、もっとこぢんまりとした儀礼用。上等な中国茶は、口に含む前に鼻で香りを味わうものらしいが、この香水もそんな感じ。プラム、ローズ、干し草、シダーウッドが絶妙なハーモニーを奏でている。」と4つ星(5段階評価)の評価をつけています。

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香水データ

香水名:アエデス デ ヴェヌスタス
原名:Aedes de Venustas
種類:オード・パルファム
ブランド:ラルチザン
調香師:ベルトラン・ドゥシュフール
発表年:2008年(廃盤)
対象性別:ユニセックス
価格:100ml/18,900円


トップノート:オレンジ、ピンクペッパー、カルダモン、インセンス
ミドルノート:ペッパー、ローズ、アイリス、シダー
ラストノート:パチョリ、コーヒー、オポポナックス、ベンゾイン、オークモス