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【ラルチザン】青いスミレ(ヴェルテ ヴィオレ)(アン・フリッポ)

アン・フリッポ
@L'Artisan Parfumeur
アン・フリッポブランドラルチザン パフューム調香師香りの美学
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青いスミレ(ヴェルテ ヴィオレ)

原名:Verte Violette
種類:オード・トワレ
ブランド:ラルチザン
調香師:アン・フリッポ
発表年:2001年(廃盤)
対象性別:ユニセックス
価格:50ml/12,000円、100ml/16,000円

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ラルチザン最大の失敗作=逆に興味アリ!


ヴェルテ・ヴィオレ」とは、フランス語で「緑のスミレ」という意味です。であるにも関わらず邦題は、「青いスミレ」になっているのですが、その意図を私は知らない。アン・フリッポにより調香されました。

想像してみませんか?パンツスーツルックに7センチくらいのパンプスを履き、黒い長髪を後ろに纏めて、キリリと伊達眼鏡をつけているが、人と目を合わせて話すのが苦手そうな女性。そんな女性からふと漂うスミレの香り。クールなスタイルに、クールなスミレの香り。そんな彼女が、笑顔を見せたなら、世界は一瞬にして蕩けしまうことでしょう。

ある種のスミレの香りには、そんなアンバランスなバランスを演出する存在感があります。摘み取られたばかりのスミレにアイリスをブレンドすることにより、アクアノートを突出させず(でもアクアノートはしっかりと存在している)、クールネスな香り立ちを演出しています。

やがてパウダリー感が増していき、フローラルな香りがふんわりと香り立ち、ラストは、ミルキーさに包まれながらドライダウンしていきます。ひんやりとした中に感じられる優しい香り立ちがこの「青いスミレ」の魅力です。

清楚系美女がこの香りを身に纏うと、「情熱の花」のような爆発的なインパクトを生み出す香りです。結局のところ、香りとは、その人のキャラクターに合った香りを、振りかけることによって、その魅力は、牛肉のうまみのように、倍加していくということなのです。

残念ながら、ラルチザン最大の失敗作と言われる本作は、2011年に廃盤になりました。

タニア・サンチェスは『世界香水ガイド』で、「青いスミレ」を「キュウリ・ティー」と呼び、「キュウリの香りのするバイオレットリーフの力強いトップノートから、ミルキーでメタリックなパウダリーフローラルと苦みのあるグリーンの組み合わせへと香りが移行する。濃いめのリプトンのミルクティーを思い出させる。混乱しているのは、この香水なのか、それとも私なのだろうか。」と1つ星(5段階評価)の評価をつけています。

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香水データ

香水名:青いスミレ(ヴェルテ ヴィオレ)
原名:Verte Violette
種類:オード・トワレ
ブランド:ラルチザン
調香師:アン・フリッポ
発表年:2001年(廃盤)
対象性別:ユニセックス
価格:50ml/12,000円、100ml/16,000円


シングルノート:アイリス、バイオレット、バイオレット・リーフ

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