アルベルト・モリヤス

パイ (アルベルト・モリヤス)

香水名:パイ π(Pi) オード・トワレ
ブランド:ジバンシィ
調香師:アルベルト・モリヤス
発表年:1998年
対象性別:男性
価格:30ml/6,000円、50ml/8,500円、100ml/12,000円
公式HP:ジバンシィ

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価格:3,780円
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感想(31件)




★☆☆☆☆ 気持ちがいいほど何もない

どうしようもないデザインの参照例。わけのわからない瓶、奇妙な宇宙飛行士の宣伝。気品はあるが救いようもなく安っぽいし、水っぽいマンダリンアンバーの香りは、おそらく3.14秒だけ興味を引き付けられる。― ルカ・トゥリン

『「匂いの帝王」が五つ星で評価する世界香水ガイドⅡ』ルカ・トゥリン/タニア・サンチェス 原書房

トップノート:ローズマリー、マンダリン・オレンジ、タラゴン、バジル
ミドルノート:ネロリ、ゼラニウム、リリー・オブ・ザ・ヴァレー、アニス
ラストノート:トンカ・ビーン、アーモンド、ベンゾイン、バニラ、シダー

「π…終わりのない無限の数。多くの意味に満ちた、人間の知性にとって終わりのない挑戦を意味します。「無限よりもさらに遠くへ」人類の歴史の中で新しい発見のために、そして人類の発展のために常に知識や才能に挑戦し続ける男性たちに贈る香りです。」公式サイトより。

トップノートからミドルノートの変化が早く、柑橘系(シトラス系)、ハーブ系、ウッディー系の香調が回転木馬のようにめまぐるしく躍動し、その果てにある暖かいバニラ系のラストノートへと導かれていく。そんな香りの調子をジバンシィは、コズミック・ウッディと名づけました。このままでは終わらない「前進する男性」のための香りというイメージなのですが、女性がつけても様になるユニセックス・フレグランス。

元々はユニセックス・フレグランスとは、男女どちらでも合うという意味ではなく、フレグランス上級者にとって、男女どちらでも合うという意味を思い出させてくれるフレグランスです。

バジル、ローズマリー、オレンジ・ブロッサム、リリー・オブ・ザ・ヴァレー(すずらん)、ゼラニウムが、ロマンティックな香りを、そして、アニス、トンカ・ビーン、アーモンド、バニラ、ベンゾイン(安息香)がセクシーな香りを生み出し、入れ替わり立ち代り、現れてきて、その香りを嗅ぐ人々の心に否応なしに揺さぶりをかけます。

ただし、現在ジバンシィのコスメカウンターで販売されているパイは2002年にリニューアルされたものであり、よりハーブが強く、フローラルは弱くなっています(より男らしく、エッジーさは失われた)。

アルベルト・モリヤスにより調香されました。近未来的なボトル・デザインは、セルジュ・マンソーによるものです。FIFI賞受賞という文言がネット上では散見されますが、FIFI賞を受賞しているフレグランスではありません。しかし、本作のロングセラーにより、2001年にはパイ・フレーシュ、2004年にはパイ・メタリック・コレクター、2006年にはパイ・オリジナル・コードとパイ・レザー・ジャケット、2008年にはパイ・ネオ。そして、2017年にはパイ・エアーが生み出されました。

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