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【ザ ディファレント カンパニー】オスマンチュス(ジャン=クロード・エレナ)

ザ・ディファレント・カンパニー
ザ・ディファレント・カンパニージャン=クロード・エレナブランド調香師香りの美学
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オスマンチュス

原名:Osmanthus
種類:オード・トワレ
ブランド:ザ・ディファレント・カンパニー
調香師:ジャン=クロード・エレナ
発表年:2000年
対象性別:ユニセックス
価格:50ml/18,700円、100ml/25,300円
販売代理店ホームページ:フォルテ

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ザ・ディファレント・カンパニーについて

©The Different Company

まだ人々が、香水は誰が作っているのかと言うことに興味のない時代でした。先輩たちは、ただただ沢山の香水を作ることに追われていました。私は、同じような香りを沢山作る仕事はしたくないと思っていました。

私は、芸術家になりたかった。だから、ひとつひとつの香りを創造することが出来る環境を生み出していくためには、誰が香水を作っているかということも含めた香水産業の秘密主義を無くしていかないといけないと考えていました。

そんな時、フレデリック・マルが私に「調香師の名前がボトルに刻まれた香水を作るんだ」君も協力してくれないかと言ってきたのでした。私は、心底驚かされると同時についにこの時が来た!と感じました。

それははじめて調香師が生み出すものに対して責任を感じる瞬間。つまり、ブランドの香りではなく、私の香りが世界中に知れ渡る時代がはじまるということでした。多くの調香師は、躊躇したが、私は嬉しくてしょうがなかった。

私は、フレデリックに対して、感謝の気持ちしかありません。彼がこの世界ではじめて調香師という存在に光を当ててくれたのだから。

ジャン=クロード・エレナ

世紀末を迎え一人の男が香水業界の救世主伝説を生み出そうとしていました。調香師という存在に光を当てた男、フレデリック・マルの登場です。そして、彼のアイデアを聞き、いの一番に理解を示したのがジャン=クロード・エレナでした。

かくして2000年に、エレナは、マルの最初の香りのうちのひとつ「アンジェリーク スーラ プリュイ」を創造したのでした。

このマルとの出会いが、エレナに与えた影響は絶大でした。それが従兄弟のティエリー・ドゥ・バシュマコフと共に、ハイ・コンテンポラリー・パフューマリー『ザ・ディファレント・カンパニー』を2000年に創立する原動力になりました。

ティエリーは、ブルガリの「オ パフメ オーテヴェール」のボトル・デザインも担当したプロダクト・デザイナーでした。「最高品質の天然香料を駆使して、他にはないユニークでエレガントな香水を創ること」を目的に生み出されたこのニッチ・ブランドの誕生によって、エレナははじめて、自分が本当に生み出したい香りを創造することが出来るようになるのでした。

『ザ・ディファレント・カンパニー』とは、エレナの今までの香りの創造とはまったく違う(ディファレント)環境で生み出される〝芸術として身にまとう香り=21世紀の新しい香水のカタチ〟を世に示した集大成の場でもありました。そして、ブランド誕生と同時に、最初の三作品が発表されました。

そのうちのひとつ「オスマンチュス」は、そのままずばり〝金木犀〟と名づけられた香りです。エレナが中国の紫禁城の御花園を訪れた時に、その庭園を包み込んでいた金木犀の香りに感動し、その記憶を留めておくために調香した作品です。

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江戸時代に日本に渡来した金木犀について


金木犀(オスマンサス)とは中国原産の植物で、江戸時代に日本に渡来しました(ヨーロッパの庭園に現れたのは1771年から、今ではコートダジュールの庭園に多く植えられています)。

ボットン便所が全盛だった昭和期の日本においては、強く甘い香りを発する特性を生かし、その傍の庭に植えられ芳香剤の役割を果たしていました(他にも、樹形を整えやすいため、家の垣根などにも使われる)。

そのため1970年代~1990年代には、トイレの芳香剤として金木犀の香りが売り出され、金木犀=トイレの香りというイメージが日本人に定着していきました。

しかし、現在において、金木犀は、かつてのそういった野暮ったいイメージを払拭しつつあります。そして、この香りは、そんな金木犀の真の魅力を伝えるきっかけとなった先駆的な香りなのです。

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〝黄金の花〟オスマンサス・アブソリュート


すべての女性がその名の響きに思わずときめく『楊貴妃という名のカクテルがございます。それはとても甘く、芳醇で飲みやすいカクテルです。10mlのディタ(ライチ・リキュール)と20mlのグレープフルーツ・ジュースに5mlのブルー・キュラソーをミックスし、そこに30mlの桂花陳酒を注ぎ込み、シェイクすれば出来上がりです。

さて、このあまり聞きなれない桂花陳酒というのは、中国酒なのですが、白ワインに金木犀の花冠を3年間漬け込んで作られます。

ちなみに金木犀の強くて甘い香りを合成香料で再現することはそれほど難しくないのですが、金木犀から天然香料を抽出することはとても難しく手間のかかることです。現在、中国において数社のみが溶剤抽出法で、オスマンサス・アブソリュートの生産に成功しています。

「オスマンチュス」は、わずか250mlのアブソリュートを抽出するために、20kgもの金木犀の花が必要となる天然の金木犀を使用した「究極のオスマンサス」です。

それは、単純に、合成香料で再現できる金木犀の香りを、天然のオスマンサス・アブソリュートというそれ自体では、金木犀の香りを再現できない天然香料に、色々な香料を寄り添わせることにより、〝秋風薫る、金木犀の香りを嗅いだ瞬間に沸き起こる感情〟を呼び覚ます香りなのです。

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紫禁城を訪れたエレナの想い出の香り


エレナが中国の故宮の庭園で感じたかけがえのない瞬間に生まれた喜び。その気持ちは決して色褪せることなく心の中でずっとずっと輝き続けていました。だからこそ、その喜びを、ブランド誕生を祝福する一番最初の香りに選んだのでした。

そんな〝喜びのオスマンサス〟の香りは、オスマンサスの花が蕾から開花する寸前の、まだ緑の季節を、きらめくベルガモットにより表現しています。爽やかに弾ける苦みが、とても新鮮な感情を呼び覚ましてくれます。

すぐにグリーンティーが注ぎ込まれ、新緑の輝きは、肌を透かして柔らかく心に広がってゆきます。そして、ジューシーなマンダリンオレンジとソーピィーなジャスミンが加わり、秋の日差しが思いがけなく心にさっと差し込むような温かい気分になります。

やがて、オスマンサスの蕾が開花するように、クリーミーなピーチの香りがムスクの風に乗り、肌の上を滑らかに広がってゆくのです。ほんのりと香るローズがジャスミンのソーピィーさに甘やかな気品を与えてゆきます。

まるで、自分自身の心の白ワインに、金木犀の花が漬け込まれていくように、肌の上に乗るたびに、繊細なオスマンサスの香りを知ることが出来る香りです。深呼吸して、新鮮な空気とセットで身にまといたくなる「ほんのり酔わせる金木犀の香り」です。

エレナは2004年にエルメスの「オスマンサス ユンナン」により、ふたたび金木犀の香りを創造しています。「オスマンチュス」は、ピーチのフルーティな側面に柔らかな光を当てた香りなのですが、「オスマンサス ユンナン」は、レザーの側面にティーを注ぎ込んだ滑らかな香りとなっています。

ルカ・トゥリンは『世界香水ガイド』で、「オスマンチュス」を「夢みるピーチ」呼び、「オスマンサスは中国原産の灌木で、石けん質でアプリコットピーチのとてもいい香りが漂う小さな白い花を咲かせ、毒のないチョウセンアサガオといったところ。優しくおだやかなところと、ドライで控えめなところが組み合わさっているのはたいへん魅力的だと思う。」

「資生堂の名高い「ノンブル ノワール」は例外だった、というのも、タッチは和らげてあるが、そのほかの部分はくっきりとした構成だ。オスマンスオイルの成分をみると、それがどのように作用するかがわかる。ちなみに成分は、ピーチ・ココナッツのラクトン類、ウッディ・バイオレットのイオノン類、そして、テアスピロンである。」

「かぐわしさとクチナシのような香りの効果を得るために、トップにはレモン風ノートのタッチが添えられ、ドライダウンは石けん様ウッディだ。ホテルの部屋を自宅と同じくらい居心地よくするため、身近な小物を持ち歩く人たちのように、私もこのすばらしいフレグランスを使っている。私を見守ってくれる精霊ジーニーが旅行用の小瓶に入っていて、これまでまだ一度も期待を裏切られたことがない。」と4つ星(5段階評価)の評価をつけています。

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香水データ

香水名:オスマンチュス
原名:Osmanthus
種類:オード・トワレ
ブランド:ザ・ディファレント・カンパニー
調香師:ジャン=クロード・エレナ
発表年:2000年
対象性別:ユニセックス
価格:50ml/18,700円、100ml/25,300円
販売代理店ホームページ:フォルテ


トップノート:ベルガモット、グリーンノート
ミドルノート:オスマンサス、ジャスミン、マンダリンオレンジ
ラストノート:ムスク、ピンクベリー、ローズ

ザ・ディファレントカンパニー THE DIFFERENT COMPANY オスマンチュス EDT 100ml [635408]

価格:20,000円
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