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【ル ラボ】フルール ドランジェ27(フランソワーズ・キャロン)

ルラボ
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フルール ドランジェ27

原名:Fleur d’Oranger 27
種類:オード・パルファム
ブランド:ル ラボ
調香師:フランソワーズ・キャロン
発表年:2006年
対象性別:ユニセックス
価格:1.5ml/990円、15ml/13,200円、50ml/29,700円、100ml/42,900円
公式ホームページ:ル ラボ

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エルメス初のコロンを作った調香師による『ルラボ コロン』

©LE LABO

2006年3月に発表された10の香水と共に、ル ラボの歴史は始まりました。その記念すべき10の香水のうちのひとつが「フルール ドランジェ27」でした。ちなみにル ラボがニューヨークを中心に世界中のファッショニスタの心を掴むきっかけになったのは、2011年の「サンタル33」によってでした。

〝フルール ドランジェ〟とは、フランス語で〝オレンジ・ブロッサム〟の意味です。1979年にエルメス最初のコロン「オーデ コロン ドゥ エルメス」を調香したフランソワーズ・キャロンにより調香されました。

ちなみにこのコロンは、2009年にジャン=クロード・エレナによりリニューアルされ「オー ドランジュ ヴェルト」となり今に至り現役の香りです。つまり、この香りは、エルメスの最初のコロンを作った女性による、ルラボ最初のコロンというシークレット・メッセージもあるのです。

ちなみに「フルール ドランジェ27」の「27」とは、27種の香料により生み出されたという意味を持ちます。

香料の解説においてオレンジ・ブロッサムネロリは混同されがちなのですが、実は別物です。両方とも、ビター・オレンジの花から採れる精油ですが、抽出法によってその呼び名は異なります。水蒸気蒸留法により得られるのがネロリで、溶剤抽出法によってアブソリュートとして得られるのがオレンジ・ブロッサムです。

オレンジ・ブロッサムは新鮮な花の酔わせるような甘さと深みがあり、ネロリはフレッシュなシトラスとグリーン調のアロマティックな香りがします。

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舞い落ちる流星のようなキラキラ感がある白い花の香り

©LE LABO

©LE LABO

コロンのマエストラにより、3年以上の歳月を費やし生み出された香りは、白い小さな花の甘い輝きからはじまります。

すぐに甘酸っぱいレモンと、新緑のシャープな苦みを広がらせるベルガモットとプチグレンが注ぎ込まれ、素肌の上に高貴な白い花が、軽やかに舞うように、ムスクと溶け合い、滑らかに引き延ばされてゆきます。花蜜の甘さの中に、フレッシュスパイシーなグリーンの煌めきを感じることができます。

はじまりは白いオレンジの花が木々から舞い落ちる流星のようなキラキラ感があります。やがて、キラキラが素肌の上に着地し、クリーミーなムスキーフローラルのしっとり感と共に、肌とひとつになり、ロマンティックなアロマティックなハーブとシトラスの余韻を広がらせながらゆっくりと消えていく。どこかジャスミンっぽさも感じさせるとてもシンプルな香りです。

ルカ・トゥリンは『世界香水ガイド』で、「フルール ドランジェ27」を「コロンの盗作」と呼び、「15mlで50ドルする退屈なコロンだ。一回吹きかけるたびに1ドルかかるわけだ。フランス人は皮肉たっぷりのユーモアがお好きらしい。」と1つ星(5段階評価)の評価をつけています。

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香水データ

香水名:フルール ドランジェ27
原名:Fleur d’Oranger 27
種類:オード・パルファム
ブランド:ル ラボ
調香師:フランソワーズ・キャロン
発表年:2006年
対象性別:ユニセックス
価格:1.5ml/990円、15ml/13,200円、50ml/29,700円、100ml/42,900円
公式ホームページ:ル ラボ


シングルノート:オレンジ・ブロッサム、プチグレン、ベルガモット、レモン

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