オードリー・ヘプバーン 【マイ・フェア・レディ】オードリー・ヘプバーンの不滅のミュージカル超大作 オードリー・ヘプバーンが『パリの恋人』(1957)以来となるミュージカル映画に挑戦した『マイ・フェア・レディ』は、元々はジュリー・アンドリュースがイライザ役で超ロングラン・ヒットを飛ばしたブロードウェイ・ミュージカルでした。 2023.04.09 2025.03.13 オードリー・ヘプバーン
オードリー・ヘプバーン 『マイ・フェア・レディ』Vol.8|映画の中で登場しなかったオードリーの膨大な衣装② 撮影前に意気投合していた監督のジョージ・キューカーと衣装デザイナーのセシル・ビートンは、撮影が進むにつれて、セット内で口論を繰り返すようになりました。その理由は、オードリー・ヘプバーンの写真撮影についてです。 2023.04.08 2025.03.13 オードリー・ヘプバーン
オードリー・ヘプバーン 『マイ・フェア・レディ』Vol.7|映画の中で登場しなかったオードリーの膨大な衣装① 女優として最も輝いている瞬間を残したいという思いが、オードリー・ヘプバーン(1929-1993)に一つの決断をさせました。セシル・ビートンによってデザインされた、エキストラのためのドレスを見て感動し、全てを着て写真に撮ってもらうことでした。 2023.04.07 2025.03.13 オードリー・ヘプバーン
オードリー・ヘプバーン 『マイ・フェア・レディ』Vol.6|ジュリー・アンドリュースとオードリーとアカデミー賞 1965年4月5日、アカデミー賞の授賞式が行われました。1964年の話題作は、『マイ・フェア・レディ』一色でした。しかし、時代の新たなミューズは、3月から公開され大ヒットしていた『サウンド・オブ・ミュージック』の主人公であり、『メリー・ポピンズ』の主演を演じたジュリー・アンドリュースでした。 2023.04.06 2025.03.13 オードリー・ヘプバーン
オードリー・ヘプバーン 『マイ・フェア・レディ』Vol.5|ジバンシィがデザインした訳ではない素晴らしいイブニングドレス 『マイ・フェア・レディ』の舞踏会のシーンで登場するイブニングドレスは、日本のウエディング雑誌でよく取り上げられるドレスなのですが、よくその中で、〝ジバンシィによる〟という但し書きが書かれています。しかし本作には、ユベール・ド・ジバンシィのデザインによるドレスは、一切登場しません。 2023.04.05 2025.03.13 オードリー・ヘプバーン
オードリー・ヘプバーン 『マイ・フェア・レディ』Vol.4|レディにしあがるイライザのアイコニック・ドレス 『マイ・フェア・レディ』のハイライト・シーンであるアスコット競馬場のシーンは、あっと驚く変身を遂げたオードリー・ヘプバーン扮するイライザが登場する最も重要なシーンです。 2023.04.04 2025.03.13 オードリー・ヘプバーン
オードリー・ヘプバーン 『マイ・フェア・レディ』Vol.3|オードリーが自分自身で歌いたかった「踊り明かそう」 『マイ・フェア・レディ』の中で最も有名な劇中歌である「踊り明かそう」。オードリー・ヘプバーン(1929-1993)は、本作に出演するにあたり、全ての歌を自分自身で歌おうと決めていました。そのため映画撮影に入る前から、5週間にわたって、ときには一日5,6時間もレッスンに集中していました。 2023.04.03 2025.03.13 オードリー・ヘプバーン
オードリー・ヘプバーン 『マイ・フェア・レディ』Vol.2|レディに変身する寸前のオードリーとセシル・ビートン 本作の全ての衣装デザインと美術デザインを担当したのが、セシル・ビートン(1904-1980)という後にサーの称号を頂く事になる英国のファッション・フォトグラファーです。彼は188㎝の長身と共に映画俳優顔負けのダンディズムとチャームを兼ね備えていました。 2023.04.02 2025.03.13 オードリー・ヘプバーン
オードリー・ヘプバーン 『マイ・フェア・レディ』Vol.1|オードリーとハリウッドのユベール・ド・ジバンシィ オードリーからの手紙を受け取り、1963年9月にハリウッドを訪れたジバンシィは、その壮大なる撮影風景を前にして、ただ一言「何ということだ!これだけでコレクションが6回は開けるぞ!」と圧倒されたのでした。 2023.04.01 2025.03.15 オードリー・ヘプバーン
マリリン・モンロー 【ナイアガラ】マリリン・モンロー、モンローウォークと共に現る。 マリリン・モンロー(1926-1962)は、本作『ナイアガラ』においてモンローウォークを誕生させました。そしてマリリン初のカラー映像と共に、同年に公開された『紳士は金髪がお好き』 『百万長者と結婚する方法』も大ヒットし、1953年は『マリリン・モンローの年』となったのでした。 2022.12.12 2024.02.01 マリリン・モンロー
その他の伝説の女優たち 『ナイアガラ』Vol.5|50年代アメリカン・ビューティー、ジーン・ピーターズ 実は私はこの作品を初めて見たとき、マリリン・モンローよりもジーン・ピーターズ(1926-2000)のファンになりました。彼女は『愛の泉』(1954)でも好演を見せていたのですが、これからという時に、大富豪ハワード・ヒューズと結婚し、映画界を引退してしまいました。 2022.12.11 2024.02.01 その他の伝説の女優たち
マリリン・モンロー 『ナイアガラ』Vol.4|21世紀に生き続けるマリリン・モンロー 多くの女性が、マリリン・モンローに惹き付けられるのは、不器用さにあるのだと思います。不器用だからこそ、ずっと同じヘアスタイルを続け、自分の創造を貫く。やがて、容貌の衰えや、蓄積した精神と肉体の疲労により、自滅していく。しかし、その勝ち取ったものの一部は芸術として日を追うごとに価値が高まるのです。 2022.12.10 2024.02.01 マリリン・モンロー
マリリン・モンロー 『ナイアガラ』Vol.3|マリリン・モンローの作られ方 マリリン・モンローに、ロングヘアのイメージはありません。死後60年以上経っても尚、世界中の女優やファッションモデルにとって憧れの存在として突き抜けています。その理由は、老いを見せないというスターの永遠の願望を叶えたことと、プラチナブロンドのボブをカールした、あのハリウッド・カールによってでした。 2022.12.09 2024.02.01 マリリン・モンロー
マリリン・モンロー 『ナイアガラ』Vol.2|マリリン・モンローとブリジット・バルドー 『素直な悪女』で、マリリン・モンローに匹敵する〝セックス・シンボル〟となったブリジット・バルドーは、この年10月、英国・ロンドンで開かれる年一回の大レセプションであるロイヤル・コマンド・パフォーマンスに招待され、エリザベス女王に拝謁することになりました。そして、マリリンとはじめて会うことになるのでした。 2022.12.08 2024.02.01 マリリン・モンロー
マリリン・モンロー 『ナイアガラ』Vol.1|マリリン・モンローとモンローウォーク マリリン・モンローがスターダムに駆け上るきっかけとなった記念碑的作品。それが『ナイアガラ』です。この作品におけるマリリンは、まさに典型的な〝ブロンドヘアーのファム・ファタール〟を演じるのです。映画史上かつて存在しなかった〝時代を超越するセックスシンボル〟が誕生した瞬間でした。 2022.12.07 2025.01.20 マリリン・モンロー
オードリー・ヘプバーン 【噂の二人】オードリー・ヘプバーンの〝静の美学〟を感じる。 『ローマの休日』でオードリー・ヘプバーン(1929-1993)のイメージを作り上げたウイリアム・ワイラー監督が、再映画化したいと願っていたリリアン・ヘルマンの原作を、オードリーと『アパートの鍵貸します』で人気の絶頂にあったシャーリー・マクレーン(1934-)の競演により実現させた作品。 2022.11.23 2024.01.07 オードリー・ヘプバーン
オードリー・ヘプバーン 『噂の二人』Vol.2|オードリー・ヘプバーンとシャーリー・マクレーン シャーリー・マクレーンとオードリーの共通点は、バレエでした。踊れるということは、そのことにより、すでに見えないファッションに身を委ねているということ。シャーリー・マクレーン(1934-)がこの作品において際立っているのは、『アパートの鍵貸し... 2022.11.22 2025.01.25 オードリー・ヘプバーン
オードリー・ヘプバーン 『噂の二人』Vol.1|ジバンシィを着ていないオードリー この作品が、オードリー・ヘプバーン(1929-1993)の最後の白黒映画でした。彼女は、本作の前にファッション・アイコンとして〝不滅の存在となる〟映画「ティファニーで朝食を」に出演していました。そしてその対極に位置する、〝飾り気のない〟女優としての幅を広げる作品に出演することを決めました。 2022.11.21 2025.01.25 オードリー・ヘプバーン
その他の男優たち 【俺たちに明日はない】ふたりのラストダンスは87発の弾丸と共に 1967年に『俺たちに明日はない』が全米公開された瞬間、アメリカン・ニューシネマ旋風がはじまりました。一方で、フェイ・ダナウェイのファッションがボニー・ルックとして、ファッション業界に与えた影響も爆発的でした。この作品以降、世界中の女性が、ベレー帽を手に取ることになったのでした。 2022.11.20 2023.12.29 その他の男優たちフェイ・ダナウェイ
フェイ・ダナウェイ 『俺たちに明日はない』Vol.5|ブリジット・バルドーのボニー・パーカー 1967年のパリのプレミアにおいてフェイ・ダナウェイは、ベレー帽を被ったボニー・ルックの女性たちに、ロックスターのような熱狂の中迎えられました。それはロンドンにおいても同じでした。彼女はまるでビートルズやローリング・ストーンズのような存在になったのでした。そしてこのスタイルがブリジット・バルドーにも大いなる影響を与えたのでした。 2022.11.17 2025.03.15 フェイ・ダナウェイ