ゲラン

アクア・アレゴリア パンプルリューヌ (マチルド・ローラン)

    香水名:アクア・アレゴリア パンプルリューヌ Aqua Allegoria Pamplelune オード・トワレ
    ブランド:ゲラン
    調香師:マチルド・ローラン
    発表年:1999年
    対象性別:ユニセックス
    価格:75ml/8,200円
    公式ホームページ:ゲラン





    ★★★★☆ 輝くグレープフルーツ

    アクア・アレゴリア(アレゴリカだと思うが、ゲランは古典の学者ではなく調香師の集まりだからしかたがない)の「ゲランを初心者に」というアイディアはなかなかよいもので、1999年には祝意をこめて最初の5作品が発表された。ゲランのような大会社は、手に入りにくい特別な生の原料を手に入れる力がある。それらは「ミツコ」「シャリマー」などに注ぎ込まれたが、一般の人々はより親しみやすいものを求めた。しかしそれまでゲランは香水業界の重鎮として原則に縛られてきたためか、交響曲ができるのにベルの譜を作るのは気が進まないという流れがあった。最初の5つのアクア・アレゴニアは香水の新しい分野をひらき、いじらしいことに「サン・ボン」(いい匂い)などとフランス人が呼んでいたものに近づいたうえで、偉大な刻印を押した。初期のものは素直でクリアでありながら、香水と呼ばれるだけの知性を備え、しっかりとした構成だ。それは「シャリマー・オー・レジェール」を調香し、その後カルティエのオーダーメイド香水の責任者になるために去った、素晴らしいマチルド・ローランの芸術性のおかげでもあった。しかしこれはランボーが詩を捨てて工学を学び始めて以来の悲しむべき才能の浪費だった。パンプルリューンは、ハーバフレスカとともに最初に出たものの生き残りだが、すぐにベストセラーになり、ローランの名声を高めた。疑いもなくグレープフルーツの香水の最高峰で、着想から制作にいたるまで完璧になされた香水だけに宿る魔法が感じられる。それは材料の力だけではない。パンプルリューンが現れる前、グレープフルーツは男性用香水のトップノートに、シトラスの変種として使われ、ウッディに移るまでのほんの少しの間出番があるだけだった。ローランはグレープフルーツを強烈なピンクのフローラルアコードと合体させ、持続性とその独特の輝きを与えた。遠くからでも姿をはっきりと写し出す輝きだ。太陽のように光あふれる傑作。― ルカ・トゥリン

    『「匂いの帝王」が五つ星で評価する世界香水ガイドⅡ』ルカ・トゥリン/タニア・サンチェス 原書房

    トップノート:グレープフルーツ、ベルガモット
    ミドルノート:プチグレン、ネロリ、カッシア
    ラストノート:パチョリ、バニラ


    カルティエの専属調香師となった〝調香界の女帝〟マチルド・ローラン様。常にファッショナブルな出で立ちで現れるオシャレなパリジェンヌの代名詞的存在。そんな彼女が調香した、太陽の光を浴びた、グレープフルーツの果樹園の香りを再現。1999年から今に至るまでヨーロッパにおいては、アクア・アレゴニア・シリーズの中で最も人気のある、グレープフルーツ&カシスの香り。

    フランス語のpamplemousse(パンプルムース)=グレープフルーツの意味です。グレープフルーツとレモンとベルガモットの柑橘系の三重奏が素晴らしいフルーティ・シトラスの香り。



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