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ソワール・ド・パリ (エルネスト・ボー/フランソワ・ドゥマシー/ジャック・ポルジュ)

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ソワール・ド・パリ(1928年)

香水名:ソワール・ド・パリ Soir de Paris オード・パルファム
ブランド:ブルジョワ
調香師:エルネスト・ボー
発表年:1928年
対象性別:女性
価格:不明

シャネルNo.5の調香をしたエルネスト・ボーの代表作の一つだけあり、1928年の発売から1969年の生産終了までの間に数多くの広告キャンペーンが行われました。






















トップノート:ベルガモット、スミレ、タラゴン、シクラメン
ミドルノート:リンデン・ブロッサム、クローバー、ライラック、ローズ、ジャスミン、スズラン、ニオイイリス、カーネーション
ラストノート:ベティバー、エゴノキ属、アンバー、インセンス、ムスク、ベンゾイン、ヘリオトロープ

この香りのイメージは初夏の黄昏どき。夜に向かって花々が昼間とは違う顔をのぞかせ、しっとりとした甘い香りを漂わせる、一日の中で最もロマンティックな色に染まるときを表しています。もちろん、セーヌ川を歩く恋人達のシルエットが浮かぶパリの夕暮れです。

『香水ブランド物語』平田幸子

マカロンのようなフォルムの容器に入ったリーズナブルで良質なコスメとして、1980年代に日本に進出し、女子高生から20代のOLの間で絶大なる人気を誇り、2014年に人知れず日本から撤退したコスメ・ブランド「ブルジョワ。「焼き上げる製法」により製造されたチークやアイシャドウが人気商品でした。

そんなブルジョワの創業は1863年パリで、当初は舞台用のメイクアップ製品を製造していました。やがて、1870年にピエール・ヴェルテメールに買収され、1879年から一般の女性向けの化粧品を開発・販売し、フランスで熱狂的な人気を勝ち取りました。そして、1925年よりフレグランス開発を開始し、1928年に「ソワール・ド・パリ(パリの夜)」を発表したのでした。

ピエールが買収したシャネルにおいてNo.5を調香したエルネスト・ボーによる調香です。彼のコンセプトは香水のボトルの中に、光の街=パリの夜を入れるということでした。アール・デコ調のボトル・デザインはジャン・エリューによるものです。

1929年からアメリカのマーケットにも進出し、安い価格設定で、パリの高級感を味わえるということで人気を高めました。そして、1945年~46年にかけて、ヨーロッパ戦線からアメリカに帰国する兵士たちが、恋人のためにこぞって購入することによって爆発的ヒットとなりました。

以後、1950年代に、世界中の女性の中で最も所持されている香水としてもてはやされるも、時代の流れと共に、人気は衰退してゆき、1969年に廃盤になりました。


1985年11月に発表されたさいとう・たかをの『ゴルゴ13』「見えない翼」の中で、「ソワール・ド・パリ(香水)で体臭はごまかしても・・・括約筋はロシア女(マダムロシャス)のものだ・・・KGBか・・・?」という印象的なセリフがあります。

ソワール・ド・パリ(1992年)

香水名:ソワール・ド・パリ Soir de Paris オード・パルファム
ブランド:ブルジョワ
調香師:フランソワ・ドゥマシー、ジャック・ポルジュ
発表年:1992年(現在廃盤)
対象性別:女性
価格:不明


トップノート:ベルガモット、ピーチ、アプリコット、スミレ
ミドルノート:ローズ、ヘリオトロープ、ジャスミン、イランイラン、スズラン、アイリス
ラストノート:アンバー、ムスク、サンダルウッド、バニラ

ブルジョワ・パリはシャネルと同じくヴェルテメール兄弟が所有していました。1992年にシャネルの専属調香師フランソワ・ドゥマシージャック・ポルジュにより、オリジナルより甘めの調香で復活しました。トップはフルーティー・フレッシュで、ミドルはフローラル、そして、ベースはアンバー、ムスク、サンダルウッド、バニラです。



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