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ジェームズ・ボンド

ロジャー・ムーア3 『007 黄金銃を持つ男』1(3ページ)

ジェームズ・ボンド
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ジェームズ・ボンドの登場。

歴代ボンド・スーツの中で、最も野暮ったく見えるロジャー・ムーア。

ストライプ・オン・ストライプ。

そして、マネーペニーが登場する。お洒落な70年代スタイル!

ジェームズ・ボンド・スタイル1 チョークストライプスーツ
  • テーラー:シリル・キャッスル
  • ダブルのグレー・フランネル・チョークストライプスーツ、6つボタン、ワイド・ピークラペル、ダブルベンツ、フラップポケット、袖はシングルリンクボタン
  • フランク・フォスターの薄グレー×白のファインストライプシャツ
  • ソリッドな赤色のネクタイ、オスマン織り

ロジャー・ムーアのジェームズ・ボンドは、最初から最後までサファリ・ジャケット(=レジャースーツ)を着ているというイメージを人々に与えがちです。しかし、本作においてそういったスタイルが登場するのは、マカオやタイといった熱い国に行ってからであり、ロンドンにおいては、前作と同じテーラーであるシリル・キャッスルが仕立てたビジネスライクなスーツで登場します。

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ロジャー・ムーアが最も気に入ったブルースーツ

ベイルートにて、ボンドはブルースーツで現れる。

ローファーは、グッチかフェラガモだろう。

ちなみに格闘シーンで、この鏡にびっくりするほど明確にスタッフが映り込んでいます。

このベルトもグッチかフェラガモでしょう。

シャツは、カクテルカフス(ターンバックカフス)。ジャケットは非常に珍しいシングルカフスです。

黄金の腹を持つベリーダンサー。

ジェームズ・ボンド・スタイル2 マリンブルースーツ
  • シリル・キャッスル
  • マリンブルーのモヘアかウールが混紡されたシングル・ジャケット、ノッチラペル、2つボタン、フラップポケット、深いダブルベンツ、袖はシングルリンクボタン、ライナーは深いパープルの花柄
  • フレアーな同色のトラウザー、サイドポケットなし
  • サルヴァトーレ・フェラガモのブラックレザーベルト
  • フランク・フォスターのスカイブルー・コットンシャツ、カクテルカフス(ターンバックカフス)
  • ディープレッド・サテンシルクネクタイ
  • サルヴァトーレ・フェラガモのビットローファー
  • ロレックス・サブマリーナー5513

ロジャー・ムーア自身が本作で最も気に入ったというブルースーツのシルエットは、古めかしいのですが、カラーバランスが素晴らしいです。