ジェームズ・ボンドの登場。
ジェームズ・ボンド・スタイル1 チョークストライプスーツ
- テーラー:シリル・キャッスル
- ダブルのグレー・フランネル・チョークストライプスーツ、6つボタン、ワイド・ピークラペル、ダブルベンツ、フラップポケット、袖はシングルリンクボタン
- フランク・フォスターの薄グレー×白のファインストライプシャツ
- ソリッドな赤色のネクタイ、オスマン織り
ロジャー・ムーアのジェームズ・ボンドは、最初から最後までサファリ・ジャケット(=レジャースーツ)を着ているというイメージを人々に与えがちです。しかし、本作においてそういったスタイルが登場するのは、マカオやタイといった熱い国に行ってからであり、ロンドンにおいては、前作と同じテーラーであるシリル・キャッスルが仕立てたビジネスライクなスーツで登場します。
ロジャー・ムーアが最も気に入ったブルースーツ
ジェームズ・ボンド・スタイル2 マリンブルースーツ
- シリル・キャッスル
- マリンブルーのモヘアかウールが混紡されたシングル・ジャケット、ノッチラペル、2つボタン、フラップポケット、深いダブルベンツ、袖はシングルリンクボタン、ライナーは深いパープルの花柄
- フレアーな同色のトラウザー、サイドポケットなし
- サルヴァトーレ・フェラガモのブラックレザーベルト
- フランク・フォスターのスカイブルー・コットンシャツ、カクテルカフス(ターンバックカフス)
- ディープレッド・サテンシルクネクタイ
- サルヴァトーレ・フェラガモのビットローファー
- ロレックス・サブマリーナー5513
ロジャー・ムーア自身が本作で最も気に入ったというブルースーツのシルエットは、古めかしいのですが、カラーバランスが素晴らしいです。