ポートレート コレクション
Portraits Collection 1870年にウィリアム・ヘンリー・ペンハリガンが設立したイギリスの香水メーカー「ペンハリガン」のブランド力がすっかり存亡の危機に立たされていた1975年にブランドを復興させたのは、イタリア人映画監督兼オペラ演出家であるフランコ・ゼフィレッリでした。
ペンハリガンとは、イギリスの伝統的なフレグランス・ブランドという一面とは別に、ヨーロッパの映画監督やオペラ演出家などの貴族の血統を引く芸術家たちを魅了してきたという一面も持ちます。そんな一面を突き詰めた「劇場型フレグランス」が2016年11月に発表された「ポートレート」コレクションなのです。
2020年3月現在、17作品が発売されています。
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ペンハリガンの最上級ライン「ポートレート」

©Penhaligon’s

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1870年にウィリアム・ヘンリー・ペンハリガンが設立したイギリスの香水メーカー「ペンハリガン」のブランド力がすっかり存亡の危機に立たされていた1975年にブランドを復興させたのは、『ロミオとジュリエット 』(1968)『エンドレス・ラブ』(1981)などで有名なイタリア人映画監督兼オペラ演出家であるフランコ・ゼフィレッリでした。
彼は、敬愛するルキノ・ヴィスコンティが愛用しているペンハリガンの「ハマン・ブーケ」の香りに魅了されていました。
ペンハリガンとは、イギリスの伝統的なフレグランス・ブランドという一面とは別に、ヨーロッパの映画監督やオペラ演出家などの貴族の血統を引く芸術家たちを魅了してきたという一面も持ちます。そんな一面を突き詰めた「劇場型フレグランス」が2016年11月に発表された「ポートレート」コレクションなのです。
それは19世紀の英国貴族社会と、ルキノ・ヴィスコンティの「ベニスに死す」や「地獄に堕ちた勇者ども」のような映画の世界観と、アガサ・クリスティの小説にインスピレーションを得た「架空の登場人物が生み出す愛と裏切りと官能の香り」なのです。
そのため、そのボトルデザインは極めて恣意的であり、ボトルキャップは、古代エジプトの神々のように、登場人物の属性が動物で表現された、ヴィクトリア調の彫刻が施されているのです。
まさに「ポートレート」コレクションとは、〝香りのダイナスティ〟であり、『華麗なる一族』の香りなのです。
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「劇場型フレグランス」ポートレート・コレクションとは

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「ポートレート・コレクション」の物語の舞台は19世紀後半、イギリスの田園地帯に建つ大邸宅です。そこに住むジョージ卿とその一族の人間像と、イギリスの上流階級の(入り組んだ秘密の)人間関係を香りで表現していくという画期的なコレクションです。
一本35,200円するその価格帯とその世界観を伝える難しさ故に、(日本で取り扱っている)ブルーベル・ジャパンのラトリエ・デ・パルファムの販売員にとって、このフレグランスを売ることが出来てはじめて一人前だと言われる最上級のフレグランス・ラインです(そして、数店舗にしか置かれていない)。
この香りの魅力は、ひとつひとつの香りのストーリーに込められたメッセージを自分なりに解釈していく喜びと、調度品としても優れているボトルを所有する喜びにあります。
もし、あなた自身が「ポートレート」コレクションなら、あなたのボトルキャップはどんな動物でしょうか?