『昼下りの情事』Vol.2|オードリー・ヘプバーンとパンツスーツ

オードリー・ヘプバーン
オードリー・ヘプバーン ジバンシィ ファッション・ブランド ルイ・ヴィトン 女を磨くアイコン 映画女優
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オードリーは女性の変身願望の代弁者

この作品においても、『ローマの休日』『麗しのサブリナ』『パリの恋人』に引き続き、オードリーは変身する美少女を演じています。

ここでオードリー・ヘプバーンがなぜ女性にとっての永遠のファッション・アイコンになりえたのかということを検証してみると、以下の4点に集約されます。

  1. 15歳以上は年齢の離れている紳士との恋愛を演じた
  2. 華麗なる変身を描いた
  3. 必ずドレスを着た
  4. ボーイッシュな側面も演じた

ここで意外だと思われるのが、ボーイッシュな側面を演じるということなのですが、それは、『ローマの休日』におけるショートカットにした瞬間や、『麗しのサブリナ』における「バナナ・ソング(Yes, we have no bananas)」を歌うときのショートパンツ・ルック、『パリの恋人』のビートニクルックを指します。そして、それは本作におけるこのパンツルックなのです。

オードリー・ヘプバーンという女優の上手さは、チャールズ・チャップリンの上手さにとてもよく似ています。それは恐るべき変身能力の高さと、そういったことをあっけらかんとやってのけるところにあります。

どこかトム・ブラウン風なパンツ・スーツ・スタイル。

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アリアーヌ スタイル3

パンツスーツ
  • デザイナー:ユベール・ド・ジバンシィ
  • パンツスーツ、ジャケットの右下ポケットは2つフラップ、クロップドパンツ
  • 白シャツ
  • 黒のバレエシューズ

この作品において、歴史上はじめてクロップドパンツとパンツスーツの組み合わせが人々の目に披露されました。

どこか少年っぽさを感じさせるオードリー。


アリアーヌ スタイル4

ホワイト・ノースリーブ・ドレス
  • デザイン:ユベール・ド・ジバンシィ
  • 白のノースリーブ・ドレス、ボートネック、ホワイトシルク、スモールローズ・プリント、バックに2つのボウ、オープンスリット
  • 白のショートグローブ
  • ブラックパテントフラットシューズ
  • パテントレザー・ハンドバッグ

カルティエが開いてれば、何か買ったのに」「何もいらないわ」

ヴァンドーム広場沿いにあるパリ・リッツに相応しい会話です。そして、「これだけは欲しいわ」と言って、フラナガン(ゲイリー・クーパー)の胸のカーネーションを手に取るのです。小花柄の登場です。

ファッションのトレンドは繰り返す!のではなく・・・

過去から、お洒落なものを掘り起こす喜びを感じ始めている。

小花柄をはじめ、オードリー・スタイルの女性が、今日本で増えています。

当時28歳には見えない少女のようなオードリー。

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アリアーヌ スタイル5

ローゲージセーター
  • ブラウンのオフタートルネック・ローゲージセーター
  • ブラックパンツ

あまりお洒落とは言い難い微妙なバランスです。

本作よりオードリーは宣伝用写真に細かいチェックを入れるようになり、ローアングルからの撮影を禁じました。その理由は、彼女自身が鼻孔の大きさをきにしていたからです。

幻のマリーン・ルック

クレープデシンで作られたネイビーのセーラードレス。

このジバンシィのドレスは、今でも間違いなくキュートな幻のドレスです。

走るモーリス・シュバリエもとてもキュートです。

そして、ジバンシィによるデザインの幻のマリーン・ルックです。この衣装のシーンはカットされました。しかし、全く音楽大生のイメージとして違和感がありません。

靴はレネ・マンシーニ。ブラック・パテント・レザー・ベルトは1956年にオードリーがエルメスで購入した私物でした。

作品データ

作品名:昼下りの情事 Love in the Afternoon (1957)
監督:ビリー・ワイルダー
衣装:ユベール・ド・ジバンシィ
出演者:オードリー・ヘプバーン/ゲイリー・クーパー/モーリス・シュヴァリエ

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