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【写真で見る】ラグジュアリーバッグを買うならこの20ブランド!【2018‐19年冬】

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9.エルメス


エルメス・ジャパンは、全販売員の教育を一からやり直す時期に差し掛かってるのかもしれない。あらゆるラグジュアリー・ブランドの中で、ここまで接客力と、商品に対する説得力を持たない販売員が揃っているところを私は知らない。箱ばかりが優雅で、中身は空っぽの典型が、このブランドには、銀座から大阪・神戸まであらゆる所に蔓延しているの。病根は深いわよ。

ラグジュアリー・ブランドの中で最も接客力が低いブランド。何よりもダメなのは、常連のお客様を接客することに慣れて、自分達も『華麗なる一族』なのだと販売員の多くが勘違いしてしまっているところにあるの。それは、他ブランドの販売員よりも、説明が明らかに雑で、知識が低いところにも現れているの。「細かく説明しなくても、すぐに購入してくれる人こそエルメスのお客様」という空気がここには流れているわけ。

エルメス・ジャパンの最大の問題点。それは他ブランドよりも、販売員の高齢化が進み、若者が生き生きと仕事出来ない環境にあるの(エルメスの販売員の多くが、外見的にラグジュアリー感を漂わせられていない)。そして、長年エルメスにいる販売員の多くは、明らかにファッションシーンについて勉強していない。さらに、恐ろしいことなんだけど、(エルメスのフレグランスを例にとると)スペースを割いてフレグランスを販売している割には、フレグランスを売る術を知らない。いっそのこと、ブルーベルの精鋭部隊に販売を任せれば、確実にフレグランスの売り上げは10倍は上がるでしょうね(少しはルイ・ヴィトンを見習ったほうがいい)。

現在の実情はこうよ。ファッション感度の高い富裕層は、エルメスの常連にはならず様々なラグジュアリー・ブランドで身を固める傾向にある(エルメスは1,2品程度のみ身につける)。そして、ファッション感度という概念が存在しない富裕層は、全身エルメスで身を固め、〝ブランド負け〟してしまっているのである。

そろそろエルメスは、ファッション・ピープルのために閉ざされた門を開くべきなの。だから、もうそろそろ血を入れ替えないと、このままでは、いまだに〝エルメス神話〟を崇拝している〝エルメス負けしている〟信者だけで成り立つラグジュアリー・ブランドに成り下がってしまうでしょうね。(圭子・スカイウォーカー)

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