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【セルジュ ルタンス】アン リス(クリストファー・シェルドレイク)

クリストファー・シェルドレイク
クリストファー・シェルドレイクセルジュ・ルタンスブランド調香師香りの美学
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アン リス

原名:Un Lys
種類:オード・パルファム
ブランド:セルジュ・ルタンス
調香師:クリストファー・シェルドレイク
発表年:1997年
対象性別:ユニセックス
価格:不明

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ライラック、鈴蘭、カサブランカ=一輪の百合


パレ・ロワイヤル本店限定の香り「アン リス」は、フランス語で「一輪の百合」の意味です。

ひっそりと咲く百合の花を、ナショナルジオグラフィックのフォトグラファーのように望遠レンズでじっと観察しているような香りです。ライラックとスズランのハーモニーにより表現しているこの百合の香りの面白さは、〝花が咲く〟その情景をスローモーションで実感できるところにあります。

百合の香りの再現のために、ローズ、ジャスミン、ライラック、スズラン、カサブランカが使用されています。あくまでも静かな香りの中に投入されるバニラ。このバニラの扱い方が、圧巻です。

目立たずに、でもしっかりと、バニラが香り全体に柔らかさと気品を与えています。それはまるで、貴婦人をエスコートする白馬の騎士のようでもあります。

ちなみに、この香りには、百合が象徴する聖母マリアの大理石像が、誰も見ていない瞬間に微笑を浮かべるというもうひとつのテーマが隠されています。その微笑が意味するものは、慈愛?それとも官能?

永遠の生命を与えられたかのような百合の香りは、クリストファー・シェルドレイクにより調香されました。それはもしかしたら、大理石像の聖母マリアに魅せられ、あなた自らが石像になろうとする香りなのかもしれません。

タニア・サンチェスは『世界香水ガイド』で、「アン リス」を「グリーンフローラル」と呼び、「どこか月並みで、鼻につくけれど、魅力的なホワイトフローラル(ジャスミン、スズラン)はグリーンを加えて新鮮さを表現し、バニラで甘みを出している。」

「百合を奇妙にしているハムのような匂いは、肌につけるより紙の方がよりはっきりと香る。」と3つ星(5段階評価)の評価をつけています。

香水データ

香水名:アン リス
原名:Un Lys
種類:オード・パルファム
ブランド:セルジュ・ルタンス
調香師:クリストファー・シェルドレイク
発表年:1997年
対象性別:ユニセックス
価格:不明


シングルノート:百合、ムスク、バニラ

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