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【グタール】グランダムール(アニック・グタール/イザベル・ドワイヤン)

その他
©Goutal Paris
その他アニック・グタールブランド調香師香りの美学
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グランダムール

原名:Grand Amour
種類:オード・パルファム
ブランド:グタール
調香師:アニック・グタール、イザベル・ドワイヤン
発表年:1996年
対象性別:女性
価格:日本発売終了
販売代理店ホームページ:ベルコスメ

アニックグタール グランダムールEDT SP (女性用香水) 50ml

価格:7,074円
(2022/8/29 01:47時点)
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18年間、夫は毎週、愛する妻のために白い百合を…

30歳のときのアニック・グタールと娘のカミーユ。

結婚する前から、春になると毎週、香りのよい白い百合をアラン・ムニエ(有名なチェリスト)は、アニックのために届けてくれました。それは結婚してからも、毎年欠かすことのない夫からの愛として継続されました。

その百合が、庭に咲くハニーサックルとジャスミン、ヒヤシンスの香りと調和し、酔わせるような香りを放つとき、それはアニックにとって〝至福の愛〟を感じる瞬間でした。

二人の娘のために、そして、夫のために、ずっと他人のために香りを作り続けてきたアニック・グタールが1996年に自分のために作ったフレグランスの名を「グランダムール」と申します。フランス語で〝真実の愛〟〝大いなる愛〟〝愛こそすべて〟を意味するこの香りは、アニック・グタールとイザベル・ドワイヤンにより調香されました。

アニックがこの時期、自分のための香りを作ったことには大きな理由がありました。それは30才のとき(1977年)乳癌になった彼女は、一度癌を克服したのですが、1988年に乳癌を再発し、以後ずっと癌と戦いながら香りを生み出してきました。

そんな彼女にとって、〝大いなる愛〟が自分をどれだけ支えてくれたことか…そんな〝愛〟という概念に対する、純粋なる感謝の気持ちを込めて生み出されたのがこの香りでした。

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〝信じて待つ〟ことが報われる『愛』の香り。

©Goutal Paris

我々はどこから生まれて来たか ――愛から。
我々はいかにして滅ぶか ――愛なきため。
我々は何によって自己に打ち克つか ――愛によって。
我々も愛を見出し得るか ――愛によって。
長い間泣かずにすむのは何によるか ――愛による。
我々をたえず結びつけるのは何か ――愛である。

ゲーテ『シュタイン夫人へ』

この香りは、まさにゲーテのこの素晴らしい言葉を、アニックが香りによって表現しようとした香りとも言えます。

スプレーをひと吹きした瞬間、由緒ある邸宅を訪問した時に感じる空気に満たされます。そんな古めかしい匂いの中を、混沌とした花々が、それぞれの愛を求め彷徨う姿からこの香りははじまります。

ヒヤシンスと百合がこの香りのメイン・ヒロインです。他にハニーサックル、ターキッシュローズといったヒロインが存在します。緑と花の蜜とスパイスと雨上がりの大地を感じさせる爽やかな花々は、ときにスズランのようなニュアンスも感じさせながら、それぞれの魅力を放つことに集中しているようです。

最初から花々が存在しているにも関わらず、混沌としていて、花々がそれぞれの魅力を解き放つまでしばしの時を待たなければなりません。それはまるで『真実の愛』とは〝信じて待つこと〟ということを肌に教えてくれているようです。

やがて、バニラとミルラ、アンバーといった樹脂のような甘さが、滑らかなレザーとムスクと結びつき、それぞれの花々と熱い抱擁を交わしてゆくのです。そんな〝愛〟を掴んだ心を、浮かび上がらせるように、暖かい花の蜜のようなミモザとジェニスタ・リディア、そして、豊かなインドールの効いたジャスミンが甘いムードで、クリーミーな緑の花々を包み込んでゆくのです。

花々が見つけたそれぞれの愛の香りを一身に受け止める中、抑えることのできない酔わせるような甘い感情が全身を満たしてくれるのです。

この香りのヒヤシンスは、「シャマード」のような緑に輝く女王ではなく、愛を知り、柔らかな笑顔を見せる女性のようです。ふんわり広がるロマンチックな優しい甘さに包まれる香りです。

「おお、ジュピターよ!なぜ私は移ろいやすいのですか」と美が尋ねた。「移ろいやすいものだけを美しくしたのだ」と神は答えた。

ゲーテ『四季』

『真実の愛』の香り「グランダムール」。それは、移ろいやすいノスタルジックなパウダリーフローラルと、アンバリーバニラに包まれたグリーンフローラルが、肌を透かして、心に浸透する至福のひとときです。つまり『真実の愛』の香りとは移ろいやすいからこそ、ようやく自分の肌に溶け込んだときに、とてつもない幸福感で満たしてくれるものなのです。

タニア・サンチェスは『世界香水ガイド』で、「グランダムール」を「パウダリーヒヤシンス」と評し、「グタールの「ウール エクスキーズ」と同様の広がるようなパウダリーな輝き。惹きつけられるハニーっぽいグリーンフローラルは花屋に漂う空気のように甘い。」

「グランダムールは立派な野心をもっている。よそよそしさと温かさを兼ねそなえ、小さな星を恒星に変える魔法の比率を追求している。でもやることなすこと全部、「シャマード」のほうがずっとうまくやっている(石鹸、パウダー、フルーツ様のローズ、シルバーのようなグリーンの光沢)。おかげで並外れた努力がすべて無駄にしか思えない。」と3つ星(5段階評価)の評価をつけています。

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香水データ

香水名:グランダムール
原名:Grand Amour
種類:オード・パルファム
ブランド:グタール
調香師:アニック・グタール、イザベル・ドワイヤン
発表年:1996年
対象性別:女性
価格:日本発売終了
販売代理店ホームページ:ベルコスメ


トップノート:ヒヤシンス、百合、ハニーサックル、ターキッシュローズ
ミドルノート:インド産ミモザ、レザー、ジャスミン、ジェニスタ・リディア
ラストノート:ミルラ、アンバー、ムスク、バニラ

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