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【ルイ ヴィトン】ステラー タイムズ(ジャック・キャヴァリエ)

ジャック・キャヴァリエ
©LOUIS VUITTON
ジャック・キャヴァリエブランドルイ・ヴィトン調香師香りの美学
この記事は約15分で読めます。

ステラー タイムズ

【特別監修】カイエデモードが崇拝するフレグランス・スペシャリスト様

原名:Stellar Times
種類:オード・パルファム
ブランド:ルイ・ヴィトン
調香師:ジャック・キャヴァリエ
発表年:2021年
対象性別:女性
価格:100ml/77,000円
公式ホームページ:ルイ・ヴィトン

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価格:2,000円
(2022/9/24 23:11時点)
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「レ・ゼクストレ コレクション」=究極のルイ・ヴィトンの香り

©LOUIS VUITTON / Florian Joy

©LOUIS VUITTON/ Florian Joy

ルイ・ヴィトンジャック・キャヴァリエを専属調香師にしたのは、2012年1月のことでした。そして、2016年9月15日、約70年ぶりにルイ・ヴィトンの香水「レ パルファン ルイ ヴィトン」が発売されることになりました。

それから5年の月日が流れ、ルイ・ヴィトンとキャヴァリエが、5周年の節目にあたり、新たなる船出の始まりとして2021年10月7日に最高級コレクションである「レ・ゼクストレ コレクション」を発表したのでした。

このコレクションの誕生のきっかけは、2014年10月にフランク・ゲーリー(1929-)のデザインにより、フォンダシオン・ルイ・ヴィトン(ルイ・ヴィトン財団美術館)がパリに開館したことでした。建築界の巨匠とルイ・ヴィトンの間で接点が生まれたこの時、ルイ・ヴィトンの専属調香師としてキャヴァリエは3年目の冬を迎えようとしていました。

そんな二人が、コラボレーションを決めたのは、2019年のことでした。それは90歳を迎え、なおも新しい創作に意欲を燃やす、〝生きる伝説〟が香りの巨匠の手を借りて生み出した史上初めての〝見えない建築物〟なのでした。

香りがはじめて現代アートの領域に踏み込んだ〝究極のルイ・ヴィトンの香り〟とも言えるこの5種類の香りは、通常のルイ・ヴィトンの香水(100ml 38,500円)の2倍の77,000円の価格がつけられています。

それは30%の賦香率(香料の濃度)というパルファンの濃度の越えたエクストレ・ドゥ・パルファンを、点付けでなく、スプレー仕様で生み出した画期的な香りでした(ちなみにパルファン ド コローニュは12%、通常ラインは15%)。

エクストレをスプレー仕様にするために、キャヴァリエは30年間の調香師としてのキャリアを全て注ぎ込み、肌との相性が良い天然香料を厳選し、ブレンドしました。そして、肌の上で、新たなる生命の息遣いを生み出すように、濃度の高い香料を使用しながら〝蝶のように舞い、蜂のように刺す〟つまりは、「持続性があるにも関わらず、強くなく儚げな印象さえ覚えるくらいに軽やかで柔らかく、そして穏やかな香り」を考案したのでした。

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ガラスの帆船に乗って、ルイ・ヴィトンの幻想の香りの旅へ

フォンダシオン・ルイ・ヴィトン © Fondation Louis Vuitton / Iwan Baan

©LOUIS VUITTON

「レ・ゼクストレ コレクション」という〝究極のルイ・ヴィトンの香り〟を理解するために必ず知っておかなければならないこと。それはフランク・ゲーリーのデザインにより、2014年10月に開館したフォンダシオン・ルイ・ヴィトン(ルイ・ヴィトン財団美術館)という巨大建造物についてです。

ガラス3600枚を使用したというこの〝空に浮かぶガラスの帆船〟こそが、このコレクションのインスピレーションの最大の源なのです。そして、あなたはこの〝ガラスの帆船〟に飛び乗り、ルイ・ヴィトンが生み出す空想の旅へと出発するのです。

それは、それまでの香水の調香における常識を飛び越え、「トップノート、ミドル(ハート)ノート、ラスト(ベース)ノートをなくすことで、各香調の真髄を浮かび上がらせた」(ジャック・キャヴァリエ談)香りなのです。

この香りのヴィジュアルが必ず浮遊しているのは、〝空に浮かぶガラスの帆船〟から見た幻想の香りだからです。そして、世界中のブティックにおいて並びが決まっているのも、この香りにはれっきとした物語が存在するからなのです。つまり〝空に浮かぶ空想の船〟の旅は、左から右に進行してゆくのです。

世界中に、恋愛、世界紀行、東洋の神秘、大自然をテーマにした香りは沢山あるのですが、意外なことに、幻想的な世界観をテーマにした香りはなかなかありません。このコレクションは、そんな幻想的な世界観をテーマとして取り上げた画期的な香りです。

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天空を突き抜け、宇宙空間に突入するアンバーの香り

©LOUIS VUITTON

大海原を漂流するアンバーグリスと、バニラや樹脂のような古典的なアンバーを使って、〝ソフト、ホワイト、ウッディ、ディープなアンバー〟を作ろうと思いました。

ジャック・キャヴァリエ

「ステラー タイムズ」は、アンバーと官能性(センシュアリティ)へのトリビュートです。アンバーノートは、数世紀前に近代香水が始まって以来、香りの中で重要な位置を占めています。

ここでは、ドライなウッディ・アンバーノートのみを使用し、オレンジフラワーと組み合わせることで、晴れた日(サニーデイ)の気分を再現しています。

ジャック・キャヴァリエ

いよいよ、〝空に浮かぶガラスの帆船〟の最後の航海がはじまります。「ステラー タイムズ」それがこの航海の名前です。

天空を突き抜け、宇宙空間に突入するのです。青色とオレンジ色の惑星の間を飛び越える中、アンバーグリスとアンバーの煌きに包まれた帆船は、どうやら着地点を見つけたようです。

流星のようなオレンジブロッサムを背景に、その着地点は不夜城のように黄金の輝きを放っています。着地点に近づくにつれ、ペルーバルサムのレザーの香りが存在を増します。どうやら、ここは天空のルイ・ヴィトン・ブティックのようです。無数の星のラッパがみんな鳴り響いて、3600個のガラスに乱反射してゆきます。

あらゆる香りの要素を詰め込んだ、天上のラグジュアリー・サーカス(まるでシルクドゥソレイユのような!)へようこそ。そして、〝空に浮かぶガラスの帆船〟は、あなたの心の中に着地し、幻想と現実をつないでゆくのです。

「ステラー タイムズ」の香りは、2008年にハイジュエリーの世界にルイ・ヴィトンがデビューしてから12年の歳月が経ち到達したルイ・ヴィトンの旅の最終章であるハイジュエリーコレクション「ステラー タイムズ」が着想源のひとつです。

2020年秋に発表されたこのコレクションのテーマもまた〝宇宙、輝く星座。そして、銀河の果てへの旅立ち〟でした。

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心の中の暗闇に、輝く星ぼしを降らせ〝白夜〟が生み出される。

「まるで映し出された水面が、空の続きのように浮かんでいるように見えますよね」

©LOUIS VUITTON

本記事は、カイエデモードが崇拝するフレグランス・スペシャリスト様の協力により生み出された賜物です。そして、以後の文章は、彼女のナマの言葉が生み出す熱気を損なわないように、そのまままるごと彼女の説明を掲載させていただきます。

さあ、スペシャリスト様による「ステラー タイムズ」の究極分析のはじまりです。

ルイ・ヴィトンの公式の説明にはない私の勝手な解釈だと断っておかなければならないのですが、私は「ステラー タイムズ」のネーミングと〝ホワイトアンバー×オレンジブロッサム(純白の花)〟という組み合わせから、この香りは〝白夜(Midnight Sun)〟がテーマではないかと感じています。

夜なのに明るさがあって、空がオレンジ色に一晩中照らされている。まるで陽光が反射してオレンジに染まっている雲、そんな不思議で幻想的な世界です。

だからこの香りのジュース(液体)は、私たちの心の中の暗闇に輝く星ぼしを降らせるような〝白夜と明けの明星〟を反映した色なのでしょう。

「ステラー タイムズ」のメインエッセンスは、ホワイトアンバー(ウッディな香り)です。そして、そのテーマは〝オリエンタルノートの再解釈〟です。

まさに美しく透き通るような〝琥珀=アンバー〟の輝きと、調和するようにとろけていく甘さのハーモニーが「ステラー タイムズ」の最大の特徴であり魅力だと思います。

それをホワイトアンバーとオレンジブロッサムの白いエッセンスで表現している所が〝白夜〟の幻想的な世界を表しているようであり、まるで寒いのに暖かい夜空のようです

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〝THE END〟ではなく〝To Be Continued〟の香り


ダンシング ブロッサム」からはじまる「レ・ゼクストレ コレクション」の〝天空の旅〟は「ステラー タイムズ」によりいよいよ終点に到着します。

最近改めて思うことがあります。それは『終わりとは何かのはじまりである』ということです。そして、その観念は「ステラー タイムズ」にも当てはまるように思えます。

つまり、この香りをもって一つの物語(=天空の旅)が終わるのですが、それは全ての終わりではなく、また何かがはじまる予感がする、そんなワクワク感が秘かに隠し味として加えられている香りだと思います。

〝THE END〟ではなく〝To Be Continued〟の香り、全身に星ぼしのきらめきを浴びて、さらなる冒険の一歩を踏み出したくなる〝希望を乗せた香り〟なのです。

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至宝至純のハイジュエリーのように輝くかおり

フランチェスカ・アムフィテアトロフ ©Tiffany & Co.

ルイ・ヴィトンは、2018年3月にウォッチ&ジュエリー部門のアーティスティック・ディレクターに、フランチェスカ・アムフィテアトロフを起用しました。日本の東京生まれの彼女は、2014年にティファニー史上はじめての女性のデザイン・ディレクターに就任していた人です。

そんな彼女が2020年に生み出したハイジュエリーコレクション「ステラー タイムズ」から、この香りのネーミングは採られています。1つの製品が1,000万円以上するルイ・ヴィトンの最高峰のジュエリーコレクションをイメージして生み出されたこの香りは、ハイジュエリーに肩を並べられるほどの香水としての質の高さや、美しさを体現している〝自信に満ち溢れた香り〟です。

是非最後に、ルイ・ヴィトンの至宝のハイジュエリーコレクション「ステラー タイムズ」をご覧頂いた上で、改めてこの香りを嗅いでみてください。より深く「ステラー タイムズ」の至高至純の精髄を感じていただけると思います。

35.38カラット、14.52カラット、8.48カラットの3つのエメラルドカットサファイアをあしらったルナネックレス。©LOUIS VUITTON

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35.38カラット、14.52カラット、8.48カラットの3つのエメラルドカットイエローサファイアをあしらったソレイユネックレス。©LOUIS VUITTON

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エメラルドとダイヤモンドリングとエメラルド、ダイヤモンド、サファイヤのブレスレット。©LOUIS VUITTON

クッションカットのルビーとダイヤモンドのステラータイムズネックレス。©LOUIS VUITTON

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12.88カラットのスピネルと9.43カラットのトルマリンを備えたプラチナのカクテルリング。©LOUIS VUITTON

香水に興味のない現場スタッフからしたら「香水なんかが、ハイジュエリーの名前をつけるなんて、そんな肩を並べられるようなプロダクトじゃないだろう」と内心思っているかもしれません。

でも私は、ジャック・キャヴァリエも、フランク・ゲーリーも胸を張って、自分たちが手掛けたこの香水の芸術性の高さは、ハイジュエリーの輝きやサヴォアフェールとなんら遜色なく、同じ名前をそこに付ける事に対して〝自信と誇り〟を持っていると感じました。

ルイ・ヴィトンの中でも最高峰のハイジュエリーの輝きを感じさせる〝煌くかおり〟であり、それを身に纏うことによって、あなたがハイジュエリーの輝きを目に見えない宝石として纏う事ができるというメッセージが込められているのです。

〝夜空に星が瞬く時〟という意味を持つ「ステラー タイムズ」の華々しいグランドフィナーレにより「レ・ゼクストレ コレクション」の〝第一幕〟の幕が降りるのです。

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「ステラー タイムズ」を女性が身にまとうと・・・

1970年代のメリル・ストリープ様

『プラダを着た悪魔』(2003)のメリル・ストリープ様

「ステラー タイムズ」を女性が身にまとうと、神秘的な印象を生み出します。可愛い甘さや可憐な少女のような甘さの印象ではなく、暖かさと輝きを感じます。それはまるで母なる大地を感じるようです。

〝空〟をテーマにしている香りであるにも関わらず、やはりそこはアンバーとはウッディノートであり、大地に根を張り空へと伸びる大木のように堂々とした風格でありながら、風が吹けば葉がそよぐように、優しさやしなやかさも感じさせます。

そんな究極に軽やかで美しいウッディに白い花(オレンジブロッサム)が咲いているような心の美しさまでも感じるのが「ステラー タイムズ」の素晴らしさなのかなと思っています。

女性にたとえると、アメリカを代表する映画女優のメリル・ストリープ様(1949-)のようです。20代の頃より、その目に普遍の優しさを湛え続けているこの類稀なる女性は、最愛の人(『ゴッドファーザー』のジョン・カザール)を癌で失いながらも、20世紀を駆け抜け、21世紀に入っても尚、輝きを増すばかりなのです。それでいて、極めて自然体である所が、この香りの〝輝き〟にピッタリなのです。

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「ステラー タイムズ」を男性が身にまとうと・・・


そして、「ステラー タイムズ」を男性が纏うとそんな暖かさが安心感に繋がります。さらに〝白〟を思わせるこの香りは、清潔感にも繋がるのですが、〝白夜〟の幻想的なムードも併せて漂わせるので、全てを曝け出すような男性ではなく、だからと言ってミステリアスとまではいかない男性像を描き出してくれます。

「何を考えているかわからない」とまではいかないのですが、単純明快な男性でもない、大人の男性の一歩引いた安心感を感じさせます。ふとした時にそばに居て暖かく手を差し伸べてくれるような男性でしょうか。

ちなみに、私はこの香りにはジェンダーを感じません。本当にどちらが纏っても素敵な香りだと思います。

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「ステラー タイムズ」のおすすめのレイヤリング


「ステラー タイムズ」は比較的どの香りとも相性が良い、柔軟性のある香りだと思います。なかでも「ダンシング ブロッサム」との相性は抜群だと思います。

上半身の一箇所(ウエスト両サイドか肩)に「ダンシング ブロッサム」をワンプッシュし、足首に「ステラー タイムズ」をワンプッシュ。それだけで充分素敵な香りが生まれるはずです。

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香水データ

香水名:ステラー タイムズ
原名:Stellar Times
種類:オード・パルファム
ブランド:ルイ・ヴィトン
調香師:ジャック・キャヴァリエ
発表年:2021年
対象性別:女性
価格:100ml/77,000円
公式ホームページ:ルイ・ヴィトン


シングルノート:ホワイトアンバー、オレンジ・ブロッサム、ペルー産バルサム

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