究極のフレグランスガイド!各ブランドの聖典ページ一覧にすすむ

【フレデリック マル】サル ゴス(ファニー・バル)

その他
その他フレデリック・マルブランド調香師香りの美学
この記事は約3分で読めます。

サル ゴス

【特別監修】Le Chercheur de Parfum様

原名:Sale Gosse
種類:オーデコロン
ブランド:フレデリック・マル
調香師:ファニー・バル
発表年:2017年
対象性別:ユニセックス
価格:100ml/28,600円

スポンサーリンク

「クソガキ、悪ガキ」という名の香り

この子供向けの香水というプロジェクトには、若々しい精神、好奇心、勇気が必要でした。

フレデリック・マル

日本では2019年10月に新宿伊勢丹で開催された「サロン ド パルファン」でのみ発売されたことがある香りです。「サル ゴス」とは、フランス語で「クソガキ、悪ガキ」という意味です。2017年に、IFFの若き美人調香師ファニー・バル(当時28歳)によって調香されました。

それは2015年に「コロン インデレビル」を調香した後に、ドミニク・ロピオンの助手をしていたファニーとマルが話していて、子供のための香りを作ろうという会話がきっかけになり生まれた香りでした。

ゲランの「プティ ゲラン」、ブルガリの「プチママン」、ボンボワンの「オー インテンス」のような立ち位置の香りです。つまりはフランスでは、子供に対するプレゼント用のオーデコロンであり、それ以外の国の人々にとっては、大人が子供時代を懐かしむためのパーソナル・フレグランスなのです。

スポンサーリンク

調香師見習いは美人パリジェンヌ


彼女は好奇心が強く、粘り強く、陽気です。ファニーは素晴らしいクリエーターになるためのすべての資質を持っています。

ドミニク・ロピオン

ファニー・バルは、IFFの期待の若手調香師です。彼女がフレデリック・マルに抜擢されたのは、ドミニク・ロピオンの助手だったことが影響しています。

この香りの面白さは、ティーンエイジャーの頃からフレデリック・マルを愛用していたパリジェンヌが作る香りという側面にもあります。

この香りのテーマは〝恐るべき子供たち(アンファンテリブル)〟と悪ふざけ(モンキー・ビジネス)への賛歌です。それはオーデコロンとキャンディーを組み合わせた香りです。

陽気なベルガモットのシャワーをくぐり抜けるとそこには子供時代の懐かしい暖かさがあります。機械よりも自然の中で生きることが許された季節です。

日焼けも許されたそんな子供時代に全身に浴びた太陽の光が包み込んでくれます。フレッシュに甘いネロリとソーピィーなプチグレンです。そして、すぐにハーバルなローズマリーが典型的なオーデコロンの煌きで包み込んでくれます。

この香りの太陽は、ネロリです。どこまでも突出して美しく最後までこの香りの主役を務めます。

やがて、ストロベリーのキャンディのような甘酸っぱさと、少しメタリックなバブルガム・ノート(フランスのチューイングガム・マラバーのようなヴァイオレットの香り)がネロリと優しく調和した香りを放ちます。

名前に似合わず、お行儀の良いチューイングガムの香りです。そして、時間が経つにつれ、甘さの中にローズの官能性が現れ、ムスクに乗って全体を甘く柔らかく包み込んでくれるのです。

恐らくこの香りもまた「コロン インデレビル」と同じく、ロリータの香りなのでしょう。もしくはブリジット・バルドーの『素直な悪女』のようなお行儀の良い小悪魔の微笑みのような余韻で香りは消えてゆくのです(または、3~4歳の子供が、少し悪さをしてにた~っとしたイメージ)。

スポンサーリンク

香水データ

香水名:サル ゴス
原名:Sale Gosse
種類:オーデコロン
ブランド:フレデリック・マル
調香師:ファニー・バル
発表年:2017年
対象性別:ユニセックス
価格:100ml/28,600円


シングルノート:プチグレイン、ネロリ、ベルガモット、ローズマリー、ヴァイオレット、ストロベリー、ローズ

タイトルとURLをコピーしました