ソヴァージュ パルファン
原名:Sauvage Parfum
種類:オード・パルファム
ブランド:クリスチャン・ディオール
調香師:フランソワ・ドゥマシー
発表年:2019年
対象性別:男性
価格:30ml/13,750円、60ml/17,050円、100ml/23,650円
販売代理店ホームページ:DEPACO(大丸松坂屋コスメオンラインストア)
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Dior By ジョニー・デップ

@DIORBEAUTY

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私はソヴァージュほど、あらゆる側面を生み出すことが出来る香りを知らない。それは光を当てる側面によって、全く違う魅力を生み出すことが出来ます。ソヴァージュ パルファンでは、なめらかなオリエンタルとの遭遇が、強烈な爽快感をもたらすだろうと想像しました。ソヴァージュの核となる力強さを維持するために、夜を感じさせる側面とアニマリックさ、そして、丸みを帯びたファセットを与えています。
フランソワ・ドゥマシー
2015年からディオールのメンズ・フレグランスのセンターに立っている「ソヴァージュ」シリーズの第三弾が、2019年11月に発売されました。その名も「ソヴァージュ パルファン」です。
〝ソヴァージュ〟とはフランス語で〝野生の、人の手の入っていない〟という意味なのですが、この最新作のコンセプトは、月明かりの牧草地を舞台に、頭上に広がる漆黒の夜空と、キャンプファイアーからインスパイアされた香りです。もちろん、ディオール専属調香師フランソワ・ドゥマシーにより調香されました。
(ほんのりとペッパーが薫る)カラブリア産ベルガモットにマンダリンをブレンドしたことにより、弾けるほどにスパイシーなジューシーさからはじまります。そこに、ほろ苦いトンカビーンが、スリランカ産のサンダルウッドと絡み合い、男性的な力強さに包まれたミルキーかつクリーミーな香りが広がります。さらに、ラズベリーのようなヴァージニア産シダーウッドが加ることによって、香り全体がキリリと引き締まります。ベースに存在するパプアニューギニア産のバニラアブソリュートが、香りに官能的な甘さの余韻を与えてくれています。
濃紺に染まる新月から着想したというボトルデザインは、底から徐々に濃紺色に染め上げられた神秘的なカラーリングです。
キャンペーン・モデルは、そういったキャンペーン・モデルの類いを一切拒絶してきたハリウッド・スターのジョニー・デップ様が2015年から就任しています。ここでひとつ問題です。彼のギャランティはいくらでしょうか?更にこのフレグランスのための広告制作及びPR代の経費はいくらなのでしょうか?仮に、年間500億円の経費がかかるとして、1000万本を年間生産すると一本辺りの経費はいくらになるのでしょうか?答えは5000円です。あくまでも目安ですが、そう考えると、このフレグランスが利益を上げるためには、どのレベルの香料が使われているのかが見えてくるのではないでしょうか?
香水データ
香水名:ソヴァージュ パルファン
原名:Sauvage Parfum
種類:オード・パルファム
ブランド:クリスチャン・ディオール
調香師:フランソワ・ドゥマシー
発表年:2019年
対象性別:男性
価格:30ml/13,750円、60ml/17,050円、100ml/23,650円
販売代理店ホームページ:DEPACO(大丸松坂屋コスメオンラインストア)
トップノート:ベルガモット、マンダリンオレンジ、エレミ
ミドルノート:ヴァージニア産シダーウッド、スリランカ産サンダルウッド
ラストノート:トンカビーン、オリバナム、バニラ
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削除されたキャンペーン・フィルム
ちなみに、このキャンペーンのためにジャン・バプティスト・モンディーノが撮影した実に印象的な新フィルムは、公開2週間後に、ネイティブ・アメリカンに対して差別的だという批判を浴び、今では公開されていません。あくまでも「神聖なネイティブアメリカンの魂の奥深くへの本格的な旅」というイメージが伝わるフィルムだとは思うのですが、フレグランス名の「ソヴァージュ」という名が持つ「野蛮人」という意味に対しての反発だったと思われます。
「肌に命を吹き込む温かみのあるオリエンタルトーンと野生の美しさ」というこの香りのコンセプトを的確に伝えているCFだと私自身は思います。
ファッションという先鋭的な表現が求められる商売に対して、文化的な批判というものはいつの時代も存在するものです。たとえばヴォーグUS2017年3月号で、日本文化に対する誤解を招くとして、大批判を浴びたのが、伊勢志摩で撮影されたカーリー・クロスの以下の写真です。
日本人の観点から見れば、素晴らしいとしか言いようがありません。ファッションから、遊び心と反逆精神が失われたら何が残るのでしょうか?
ちなみにこれらのカーリー・クロスの写真は、1966年10月号でヴォーグUSのために日本で撮影されたリチャード・アヴェドンによるヴェルーシュカの写真からインスパイアされたものでした。
ヴェリーシュカ日本上陸
ダイアナ・ヴリーランドがプロデュースしたこの撮影は5週間かけて行われました。26ページという特大の特集「グレート・ファー・キャラバン」のために当時100万ドル(現在の700万ドル)の予算がかけて撮影されたと言われています。