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ジェームズ・ボンド

ロジャー・ムーア1 『007 死ぬのは奴らだ』1(2ページ)

ジェームズ・ボンド
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70年代のハーレム・スタイル





1970年代前半に黒人俳優が主役を務める『黒いジャガー』(1971)をはじめとするブラックスプロイテーション映画が大流行しました。そんな流れを反映したブラック・パワーが本作全体を包み込んでいます。

カラフルなトリルビーハットとスーツや、ばかでかいシャツのカラー、大きなラペルのレザーコート、アニマル柄のベストにパンタロンといったハーレム・ファッション=ポン引きスタイル(ピンプ・ルック)が沢山登場します。

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シリル・キャッスルの70年代スタイル

ラペルの幅と、ネクタイの幅に注目!

ダーティハリー』(1971)の影響を受けてか、44マグナムを使用するJB。

ジェームズ・ボンド・スタイル3 ライトグレースーツ
  • テーラー:シリル・キャッスル
  • ライトグレー・トロピカル・スーツ、低めの位置の2つボタン、シングル、ソフトショルダー。深めのサイドベンツ
  • クリーム色のシャツ、カクテルカフス、フランク・フォスター
  • バーガンディーのネクタイ、フォア・イン・ハンド・ノット

この作品以降、ジェームズ・ボンドのスーツは、幅広のラペルとネクタイ、フラップポケット、深いサイドベンツ、フレアなトラウザーといった70年代のスタイルへと移行していくことになります。

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賛否両論のデニム・オン・デニム

舞台はハーレムから一転してカリブ海=ジャマイカへ!

そこでボンドが着ているのがこのデニム・オン・デニム・スタイルです。

これはタイムレスにイケてないスタイルではないだろうか?

ジェームズ・ボンド・スタイル4 デニム・オン・デニム
  • パウダーブルー・デニム・レジャースーツ、ウエスタンスタイル、2つのフラップ・パッチポケット、フレアパンツ、ジーンズスタイルのパッチポケット
  • サーシングルベルト、クリーム色とブラウンレザー
  • 白いニットのランイングシャツ
  • ダークブルーのスエード・ダービー