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アウトレイジャス (ソフィア・グロスマン)

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香水データ

香水名:アウトレイジャス Outrageous オード・パルファム
ブランド:フレデリック・マル
調香師:ソフィア・グロスマン
発表年:2007年
対象性別:ユニセックス
価格:10ml/5,720円、30ml/15,730円、100ml/28,600円
販売代理店ホームページ:高島屋オンライン


トップノート:ライム、シナモン、グリーン・アップル、ミント、グレープフルーツ
ミドルノート:オレンジブロッサム、ネロリ
ラストノート:アルデハイド、アンバー、シダー、ムスク

香水広告フォト&動画

ルカ・トゥリン

★★★★☆ アップル・ムスク

最低を意味するほうのめちゃくちゃ(アウトレイジャス)ではなく、文句なしに際立っている作品である。調香師ソフィア・グロスマンの最新の作品からは、ジャン・コクトーのセリフが思い浮かぶ―思慮深い人間は出世をのぞまず、さらに思慮を深める。真の鬼才とは、シンプルさを探求する人物である、と私は常に感じてきた。そしてグロスマンは、神秘さを保つためのベールが必要ないことを証明すべく、次から次へと覆いをはぎとってくれた。「100% Love」のように、最近の彼女の作品には、つつましさ、雄大さ、そしてゆるぎない自信が漂っている。アウトレイジャスのトップノートは注目すべきだし、クラブアップルが積まれた果樹園の貯蔵庫の香りがし、そして後には「DKNY Women」のスチームアイロンノートが続く。これはマクロサイクリック・ムスクが一種のエーテルを含んでいるためだと私は考えている。これにより一瞬つやがでる。ストレートで、記憶に残り、そしてふしぎですらある。すばらしい。― ルカ・トゥリン

『「匂いの帝王」が五つ星で評価する世界香水ガイドⅡ』ルカ・トゥリン/タニア・サンチェス 原書房

香水についての解説

女帝ソフィア・グロスマンが、フレデリック・マルに光臨した香りです。

アウトレイジャス」という言葉は、両極端の意味を持つ単語です。その意味は、「とんでもなく素晴らしい」という意味と、北野武の『アウトレイジ』の意味である「凶暴な、凶悪な」という意味を持ちます。そして、この香りは、その両極端を兼ね備えた香りと言えます。


ある香りの本質を知りたければ、その香りの誕生の歴史を知るにこしたことはありません。この香りは、もともとは2007年にバーニーズ・ニューヨーク限定で、全く違うパッケージで、通常より安い値段がウリで発売された〝フレグランス初心者のためのフレデリック・マル〟として誕生した香りでした。

だからこそ、この香りは、堅苦しい香りではなく、女帝が遊び心で創造したポップアートなのです。フレデリック・マル自身はこの香りを「クリーンなセックス・アピールのカクテル」であり「香りのジーンズ」と形容しています。つまりは、モテない童貞が考えそうなセクシーな理想の女性からのアプローチを香りにした夢の香りなのです。

ブラジルのカクテル・カイピリーニャからインスパイアーされたシトラス・アロマティックの香調です。それは、コパカバーナのビーチで、サンバナイトという極上のロマンスとデンジャラスを含んだ香りであり、どこかあの『シティ・オブ・ゴッド』のファベイラも連想させます。貧困と犯罪と暴力という負のパワーが後ろに控えていればいるほど、ビーチもダンスもよりスパークリングするのです。

AK47の銃弾のファンファーレのようなグリーンアップルとライムのスパークリングからこその香りははじまります。そこにシナモンが絡み合うことによって、この香りは単なるジューシーな天の恵みの香りではなく、人工的なパーティーの香りへと変化を遂げます。つまりは「サイバーカイピリーニャ」の香りなのです。

オレンジブロッサムとネロリによって、パーティーのテンションはあがり、アルデハイド×ムスクのラストにより、そのテンションは頂点に達するのです。

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