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【ゲラン】アクア アレゴリア リモン ヴェルデ(ティエリー・ワッサー)

ゲラン
©GUERLAIN
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アクア アレゴリア リモン ヴェルデ

原名:Aqua Allegoria Limon Verde
種類:オード・トワレ
ブランド:ゲラン
調香師:ティエリー・ワッサー
発表年:2014年
対象性別:ユニセックス
価格:75ml/9,900円

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ゲランが作る『ブラジル』の香り

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極めつけの天然素材をピックアップし、その素材から明るい一面を引き出し、幸せなひとときを人々に与えてくれる軽やかな香りを作るというコンセプトで、1999年に誕生した『アクア・アレゴリア』シリーズ

リモン ヴェルデ」はその第十五弾として2014年に発売された唯一の新作です。ライム&トロピカル・グリーンノートの香りは、ゲランの五代目専属調香師ティエリー・ワッサーにより調香されました。

2014年6月に本作が発売されたことを受けて、「パンプルリューヌ」「マンダリン バジリック」「ハーバフレスカ」「ネロリア ビアンカ」は、そのまま継続し、「リス ソレイヤ」が販売終了となりました。

「リモン・ヴェルデ」とは、イタリア語で「緑のレモン」の意味です。この香りが誕生した2014年当時、ブラジルでワールドカップが開催され、さらに2年後の2016年には、リオでオリンピックが開催されるという空前のブラジルブームに世界は沸いていました。

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強烈にシュラスコが食べたくなる香り


私はフォゴ デ チャオというシュラスコ専門店を愛しています。ここは、10人くらい同業者が集合してディナーする時に最適です。特に、ボタフォゴ湾沿いのリオ店と、ダウンタウンにあるロサンゼルス店が雰囲気が良くてお気に入りです。しかし、シュラスコ専門店に行くと必ず出てくるカイピリーニャ(ブラジルの伝統的なカクテル)が、私はとても苦手です。

その独特な甘さとライムの苦味とアルコールの強さがカイピリーニャの特徴なのですが、この香りのイメージは、「アマゾン川のほとりのレモンの木の下で、カイピリーニャを楽しむひと時」という、何ともピンとこないイメージです。

トップノートは、メキシコ産ライムの果皮に切れ目を入れて、親指と人差し指で押しつぶした瞬間に弾ける、苦味のある柑橘の香りからはじまります。そして、すぐにベースのベネズエラ産トンカビーン(アーモンドの様な)によってクリーミーなイチジクの香りがやってきます。

イチジクのグリーンな側面ではなく、果実の甘い側面とムスクがうまく絡み合いドライダウンしていきます。この香りは2019年まで販売されていました。

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香水データ

香水名:アクア アレゴリア リモン ヴェルデ
原名:Aqua Allegoria Limon Verde
種類:オード・トワレ
ブランド:ゲラン
調香師:ティエリー・ワッサー
発表年:2014年
対象性別:ユニセックス
価格:75ml/9,900円


トップノート:ライム
ミドルノート:グリーン・ノーツ、トロピカル・フルーツ、イチジク、さとうきび
ラストノート:トンカビーン