作品データ
作品名:ローズマリーの赤ちゃん Rosemary’s Baby (1968)
監督:ロマン・ポランスキー
衣装:アンシア・シルバート
出演者:ミア・ファロー/ジョン・カサヴェテス/ルース・ゴードン/モーリス・エヴァンス
パステルブルーのキルティングガウン
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悪魔について書かれた古書を読むローズマリー。
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ピクシー・カットは、ジャンヌ・ダルクのような殉教者的イメージも生み出しています。
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そして、何よりもこのシーンのガイのアイビー・ルックのクールさ。
ローズマリー・ルック17 キルティングガウン
- パステルブルーのキルティング・ナイロンガウン、白のリボンとフリル付き
- ブルーのスリッパー
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このオリーブ・カラーのジャケットこそ、60年代クールの代名詞。
このシーンにおける主役は完全に、ローズマリーの夫ガイを演じるジョン・カサヴェテスです。アイビー・ルックの決定版とも言えるスタイルで登場します。コットン製のオリーブ・スーツにエクリュ色のストライプが入った白地のオックスフォード・ボタンダウン・シャツ、そして、シルクのネイビーブルーのレジメンタルタイとブラウンのレザー・キャップトゥ・シューズという出たちです。
本作のベスト・ルック!
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現代でも十分通用するウィンター・プリンセス・コーデ。
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まだほとんどメディアで取り上げられていない〝神ルック〟です。
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ボンボン付きのニット帽と揃いのマフラー。
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悪魔の子を宿し、やつれ果てているローズマリー。
ローズマリー・ルック18 プリンセス・コート
- ネイビーのプリンセス・コート
- ネイビーに赤とグリーンのタータンチェック柄のマフラー。両端にタッセル
- マフラーとお揃いのボンボン付きニット帽
- 黒のウールの手袋
- ブラウンのレザーのショルダーバッグ
- 黒タイツ
- 黒の長靴
1967年8月の撮影開始時点のミア・ファローの体重は、菜食主義であることもあり、すでに痩せ型の44キロ(162cm)でした。しかし、ロマン・ポランスキー監督は、妊娠したローズマリーがどんどん病的になっていく経過を見せるために、撮影を同時進行で体重を落として欲しいと要求しました。
そして、一番最後の撮影で、もっともやつれ果てたミア・ファローを撮影しました。そのシーンこそ、クリスマスの日に撮影した、ニューヨーク五番街のティファニーの前でルース・ゴードンと再会するシーンでした。