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【グロリア】(1980年版)21世紀の女たちのバイブル

ジーナ・ローランズ
ジーナ・ローランズ 女を磨くアイコン 映画女優
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【グロリア】

Gloria 1980年のアメリカ・ニューヨークは本当に危険な街でした。しかし、一方で、MTVを中心として爆発するポップ・カルチャーの源流がそこには渦巻いていました。今では想像もつかないほど荒廃したニューヨークという街を舞台に、犯罪組織のボスの情婦だった49歳のグロリア・スウェンソンが、6歳のプエルトリコ人の少年フィルと共に、組織に対して逃避行を繰り広げるのでした。

当時、世界最高の犯罪率を誇るサウス・ブロンクスを皮切りに、ニューヨークの生々しい風景の中に、この二人がすっぽりとはまり込んでいます。エマニュエル・ウンガロの高級服を身に包み、小走りでハイヒールを履いたまま犯罪都市ニューヨークの荒廃した街路や地下鉄内を駆け抜けるのです。

そして、グロリアは教えてくれるのです。女が惚れる女の条件。それは損得勘定抜きで戦い抜く女であること。だからこそ、この作品の公開当時のキャッチコピーにはこう書き記されているのです。「グロリア、あんたはすごい。タフで、クールで・・・やさしいよ。」と。

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物語のポイント

Gloria (1980) ORIGINAL TRAILER [HD 1080p]

21世紀のあらゆる年代の女性のためのバイブルがこの『グロリア』です。ジョン・カサヴェテス監督の唯一の娯楽大作であり、1969年から1979年の空白の時代を越えて、復活したヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を1980年にルイ・マル監督の『アトランティック・シティ』と共に受賞しました。

何よりもグロリアを演じたカサヴェテスの妻でもあり名女優のジーナ・ローランズ(1930-)の役に対する入り込み方が素晴らしく、くたびれたオバサンがいつの間にかとんでもなく魅力的な女性に見えてしまうという奇跡を起こしています。

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ファッション・シーンに与えた影響

GLORIA
この作品が、ファッション・シーンに与えた影響は、映画のために衣裳提供をさほど行わなかったエマニュエル・ウンガロの全盛期のファッションが堪能できることと、1980年の最悪の治安のニューヨークの風景が、生々しく映し出されている点です。過去の街並みから沸き起こるファッション・インスピレーションは、ファッションに関わる仕事に従事するものにとってとても重要なことです。

つまりは、グロリアという女性がとても魅力的に見えるのは、1980年のニューヨークの本当に危険な空気が、映像を通して伝わってくるからなのです。

作品データ

作品名:グロリア Gloria (1980)
監督:ジョン・カサヴェテス
衣装:エマニュエル・ウンガロ/ペギー・ファーレル
出演者:ジーナ・ローランズ

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