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【トム フォード】ロストチェリー(ルイーズ・ターナー)

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処女喪失(ロストチェリー)の香り


どこまでも官能的で誘惑的。一見キャンディみたいに陽気にきらめいているようだけど、その実(じつ)は蜜をしたたらせる 甘い甘い果肉…といった極端な二面性。ロスト チェリーは、そんなあくなき欲望にまみれた禁断の果実を探して回る、芳醇なフルボディの香りの旅なんだ。

トム・フォード

2018年11月に発売されたトム・フォードプライベート ブレンド コレクションの新作が、19年2月1日に日本上陸を果たしました。その名も「ロストチェリー」です。

日本中で入荷された総数は100本未満であり、2月1日の初回入荷(ほぼ即日完売)以降は、いまだに入荷の目処がたっていないという別名「ロスト・トム」の香りです。

前作「ファッキン ファビュラス」の路線継承とでも言いましょうか、この香りのネーミングの意味は「処女喪失」です。憧れと怖さを伴う、少女が大人になるということへの複雑な感情が、やがて、現実化し、若さが果実のように弾ける喪失の瞬間を香りにしたものです。ジューシーなあなたの中のチェリーを積みましょう。その瞬間、チェリーは握りしめられ、果汁を迸らせ、温かみだけを残して、より深い情欲を掻き立て、大人の領域というものが、言葉の領域ではないということを知るのです。

自分自身の熟れた果汁が吸い取られていく香りです(軽い眩暈を憶えさせる恍惚の香り=もしくはこの濃厚さに浸りたくなる香り)。全く異質な組み合わせともいえるブラックチェリーとビターアーモンドの遭遇は何を意味するのでしょうか(それは女と男の遭遇?)?

チェリー・ヒーリングのようなチェリー・リキュールと、ブラックチェリーと、サワーチェリーをシロップで漬けたグリオットシロップの三種類のサクランボを使用したことがチェリーに甘ったるさではなく、奥行きを与えています。そんなチェリー三銃士に、トルコ産ローズとジャスミン・サンバックが絡み合い、ほど良い甘さとフローラルのバランスを生み出します。まるで失ってから、得た感覚に夢中になっているうちに、最後に、ペルー・バルサムとトンカビーンがツイストのように快楽の記憶を蘇らせ、「もう一度」おねだりしたくなる気持ちを高めてくれます。

まさに人間の生き血をボトリングしたようなカラーが示すように「処女の生き血にチェリーとローズとアーモンドをブレンドしたような魔性の香り」です。この香りは、ルイーズ・ターナーにより調香され、世界各地で、発売と同時に売り切れるほどの大ヒット(もしくはこれもTF戦略なのかもしれない)となっています。

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香水データ

香水名:ロストチェリー
原名:Lost Cherry
種類:オード・パルファム
ブランド:トム・フォード
調香師:ルイーズ・ターナー
発表年:2018年
対象性別:ユニセックス
価格:50ml/38,500円


トップノート:サワーチェリー、酒、ビター・アーモンド
ミドルノート:サワーチェリー、トルコ産ローズ、ジャスミン・サンバック、プラム
ラストノート:ペルー・バルサム、トンカビーン、サンダルウッド、ベチバー、シダー、ベンゾイン、シナモン、クローブ、パチョリ、バニラ

トムフォード ロストチェリー
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