アン・フリッポ

ちょうちょをつかまえて (アン・フリッポ)

    ちょうちょをつかまえて

    香水名:ちょうちょをつかまえて(シャッセ オ パピオン) La Chasse aux Papillons オード・トワレ
    ブランド:ラルチザン
    調香師:アン・フリッポ
    発表年:1999年(日本販売終了)
    対象性別:ユニセックス
    価格:50ml/14,580円、100ml/18,360円
    販売サイト:ラトリエ・デ・パルファム





    ★★★☆☆ ホワイトフローラル

    香水メーカーはどこもホワイトフローラル製品を必ず作っている。何故なら、売れるから。でも私としてはそうあってほしくない。ホワイトフローラルで思い起こすのは、作曲家オスカー・レヴァントの有名な台詞「ドリス・デイなんてバージンになる前から知ってるさ」だ。男性がつけたり、ただ空中にスプレーしたりするのでなければ、ホワイトフローラルの香りはつんと澄ました女の先生や、人間の立ち入るところすべてにガスレンジ用殺菌クリーナーを使いたがるような衝動を想像させてしまう。チュベローズのような変わった香りか、「ジョイ」「ビヨンド・パラダイス」のようにまったく抽象的な香りであればともかく、女性は単に花の香りがすればいいというものではない。まして、花屋の香りなんてもってのほか。「ダズリング・シルバー」のように狙って、ユーモアのある効果を出すならばいいが、合成のホワイトフローラルの香水というものはよくそうなってしまう。それでもチョウチョ捕りという、感傷的な命名と、スズランの香りのある固いアルデヒド調をもったこの香水は、まさにこのジャンルに当てはまるものながら、ほかの多くよりはずっとできがいい。― ルカ・トゥリン

    『「匂いの帝王」が五つ星で評価する世界香水ガイドⅡ』ルカ・トゥリン/タニア・サンチェス 原書房

    トップノート:ベルガモット、ライムブロッサム、ピンクペッパー
    ミドルノート:オレンジブロッサム、チュベローズ、ジャスミン、菩提樹
    ラストノート:チュベローズ、イランイラン、カーネーション

    世界中で最も売れているラルチザンの香りです。「La Chasse aux Papillons」とはフランス語で「蝶々の採集」という意味ですが、日本語名の「ちょうちょをつかまえて」の方が、この香りのイメージに合います。

    甘美なチュベローズを主体としたホワイトフローラルブーケの香りですが、そのイメージは、お花畑で仰向けに寝転んで、ついうとうとしているときに、蝶々が鼻先に停まり、そこからチュベローズの匂いがした。そんな、お花畑を飛び回る蝶々が運んでくれる、生花の軽やかさと爽やかさに包まれた香りです。そして、すっかり陽光の下で、力を補充した女は、チュベローズとイランイランの余韻に包まれて、自分自身が蝶々になって、甘美さを漂わせながら、夜の都会へと舞っていくのです。

    ちなみに、この優しくも甘い香りを、エレガントな貴婦人が身に纏うと、それは「お蝶夫人をつかまえて」とでも呼ぶべき至上の香りになります。白い花々が互いに引き立て合うように完璧なバランスで、アン・フリッポにより調香されています。



    “究極の”ちょうちょをつかまえて

    香水名:”究極の”ちょうちょをつかまえて La Chasse aux Papillons Extreme オード・パルファム
    ブランド:ラルチザン
    調香師:アン・フリッポ
    発表年:2005年
    対象性別:ユニセックス
    価格:50ml/16,200円、100ml/21,060円
    販売サイト:ラトリエ・デ・パルファム

    トップノート:柑橘類、ピンク・ペッパー、サフラン、アプリコット
    ミドルノート:ジャスミン、オレンジ・ブロッサム、チュベローズ、ライム・ブロッサム
    ラストノート:イランイラン、蜂蜜

    オード・トワレ・ヴァージョンにはなかった、ピンク・ペッパー、サフラン、蜂蜜が加えられています。同じくアン・フリッポによる調香です。



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