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ジョイ (アンリ・アルメラス)

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香水データ

香水名:ジョイ Joy パルファム
ブランド:ジャンパトゥ
調香師:アンリ・アルメラス
発表年:1930年
対象性別:女性
価格:15ml/60,480円
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中国の鼻煙壺をモチーフにした初期のボトルデザイン。

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限定販売されたバカラのクリスタル・ボトル。

トップノート:チュベローズ、ローズ、イランイラン、アルデヒド、ペアー、グリーンノート
ミドルノート:グラース産ジャスミン、アイリス
ラストノート:ムスク、サンダルウッド、パチュリ

ジャン・パトゥ オードジョイ JOY 香水 ボトルタイプ 30ml 箱付き 中古 未使用品 未開封 JEAN PATOU

価格:5,184円
(2019/9/30 15:52時点)
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香水広告フォト&動画

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1950年代の広告。

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1991年広告。モデル:トリーナ・チェンバース。

ルカ・トゥリン

★★★★★ フローラルシンフォニー

処方の見直しで「ジョイ」は劣化したと言い続けてきたせいで、パトゥ信者から無能だの何だのとさんざん罵られてきた。またいつ処方が見直されるかはわからないが、いつ変わるとも知れないのだから、ジョイがなければ生きていけないという方は買いだめしておいた方がいい。しかしパトゥの工場から本日(2007年10月)直送されてきたサンプル版を試してみると、昔のジョイと比べてほとんど遜色がないことに驚く。ジョイを単にフローラルと形容するのは間違いだ。1930年にアンリ・アルメラスが調香した香りの本質は、花ひとつひとつの特徴を具現化するのではなく、花という概念を表現するに至っているのだから。ジョイはローズでもジャスミンでも、それにイランイランでもチューベローズでもない、それは壮大なる甘美な香り。実にみごと。 ― ルカ・トゥリン

『「匂いの帝王」が五つ星で評価する世界香水ガイドⅡ』ルカ・トゥリン/タニア・サンチェス 原書房

世界一高価な香水をつくろう!

1929年、ファッション・デザイナー、ジャン・パトゥは、ブランド存亡の危機に立たされました。それは第二次世界大戦が始まる要因になった未曾有の世界大恐慌によってです。ジャンは、起死回生の一手を本業の服飾には求めませんでした。なぜなら、今までの顧客層はもはや大恐慌により、高額な買い物が出来なくなっていたからでした。

そこで、ジャンは、スペイン人の専属調香師アンリ・アルメラスに新しい香水を調香するように指示を出しました。「たとえ新しい服が買えなくても、世界中の女性が元気になるような、今まで存在しなかった最高峰の香水を作ってください」と。しかし、ジャンは、作り出された全ての試作品をボツにしました。そして、困惑しているアンリにアドバイスします。「ドレスをいっそう目立たせたいとき、私は高価な素材か布を2倍使う。この香水も同じように濃度を2倍にして下さい」と。商品化するには高価すぎる原料で作った商品化は不可能だとアンリが考えた試作品が、商品化の道を歩むことになります。それは合成ムスク以外は全て天然香料という贅沢な香水でした。

まさに野生の花束の香り。10600個のグラース産ジャスミンと、28ダース(336個)のブルガリアンローズが僅か30mlの香水のために使用されました(シャネルのNo.5よりもさらに多くのジャスミンとローズを用いた)。更に、アールデコの代表的デザイナー、ルイ・スーがボトルデザインを手がけました。中国の鼻煙壺という、翡翠や琥珀を使い、彫刻を施した容器をモチーフしたデザインです。そして、この香水は、歴代2位の売り上げを記録する伝説的香水の道を歩むのでした(1位はシャネルNo.5)。

名香を愛する人々。

現代においては、何の野心も持たぬということだけで、すでに優雅と呼んでもよかろうから、節子は優雅であった。女にとって優雅であることは、立派に美の代用をなすものである。なぜなら男が憧れるのは、裏長屋の美女よりも、それほど美しくなくても、優雅な女の方であるから。

『美徳のよろめき』三島由紀夫

三島由紀夫の1957年の小説『美徳のよろめき』の中で、ジョイは2度現れる。

「来週の火曜日、その日が来てみると節子は久々に、身じまいと化粧との、目的のある新鮮なたのしみに溺れた。下着に凝っていたので、絹の焦茶のスリップを着る。そのスリップのへりは、沈んだうすい冬空のような青で染めたレエスでふち取ってある。その上から薄茶のシース・ドレスを着る。常用の香水、ジャン・パトゥのジョイをつける。」

28才のよろめき夫人節子が愛した香り。そして、山崎豊子の1970年~72年の小説『華麗なる一族』でもこの香水は登場する。万俵大介の愛人・高須相子を象徴する香りとしてである。日本においてのジョイとは、オンナの道を生きるオンナの中のオスを呼び覚ます香りなのかもしれません。

海外においてジョイを愛用していた人で最も有名な3人は、『風と共に去りぬ』(1939年)にスカーレット・オハラを演じたヴィヴィアン・リーマリリン・モンローグレース・ケリーが挙げられます。ヴィヴィアンにいたっては、ジョイを必ず持ち歩き、ルーム・フレグランス、ブレスケアにも使用していたほどです。ちなみに『風と共に去りぬ』で共演したオリヴィア・デ・ハヴィラントの愛用香水もジョイでした。

JOY ジョイ ジャンパトゥ JEAN PATOU PARIS 7.5ml PARFUM 【中古】未使用品

価格:3,000円
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