ジャドール インテンス|リアーナのためのジャドール

クリスチャン・ディオール
@DIORBEAUTY
クリスチャン・ディオール
この記事は約5分で読めます。

ジャドール インテンス

原名:J’adore Intense
種類:オード・パルファム
ブランド:クリスチャン・ディオール
調香師:フランシス・クルジャン
発表年:2026年
対象性別:女性
価格:35ml/13,860円、50ml/19,140円
公式ホームページ:ディオール

スポンサーリンク

リアーナのためのジャドール

©DIORBEAUTY

©DIORBEAUTY

私が初めて「ジャドール」を知ったのは、母のおかげです。母は免税店で香水を販売していました。テスターが残り少なくなり、新しいテスターと入れ替える時期になると、母はその使いかけのテスターを持ち帰ってくるんです。「ジャドール」は、いつもそこにある香水のひとつでした。そして、そこから私の「ジャドール」への愛が始まったのです。

リアーナ

ディオールは、1999年にアン・ゴットリーブの指揮の下、カリス・ベッカーにより「ジャドール」という世紀末の女王を光臨させました。そのディオールにとって新世紀救世主伝説とも言えるこの香りは、ディオールの初代専属調香師フランソワ・ドゥマシーにより、多くのフランカーがつくられました。

そして時は流れ、フランシス・クルジャンが2021年10月に二代目専属調香師に就任し、まず最初に、新しい作品よりも、オリジナルの「ジャドール」をリニューアルすることを考えました。

なぜなら、クルジャンは「ジャドール」誕生の1999年に、まさにその場にいたからでした。しかも、その誕生に関わったのではなく、それを羨望と嫉妬の混じり合う感情の中で、ただ傍観する立場に甘んじていました。

1993年にクルジャンは、(今はジボダンに吸収された)クエスト・インターナショナルに入社しました。その一年後に「ジャドール」を後に生み出すことになるカリス・ベッカーが入社しました。1995年に「ル マル」を生み出しスター調香師の道を歩いていたクルジャンのずっと後ろにベッカーはいました。

しかし、あるプロジェクトが彼女を香水業界内の寵児にするのでした。世紀末の1999年に誕生した「ジャドール」でした。その成功は「ル マル」の比ではなく、クルジャン自身が述べているように、ディオールで名作を残したいという強い願望を抱くようになったのでした。

「ジャドール」開発当時、クルジャンは、ベッカーの隣の部屋で働いていました。そして時々彼女の試作品に対して感想を述べたりしていました(ただし、クルジャンは、私は「ジャドール」のプロジェクトに参加していないとはっきり断言しています)。

だからこそ、彼は「ジャドール」を新しくする必要があったのでした。かくして2023年8月17日(日本は8月25日)に新しい「ジャドール ロー」が発売されました。

このクルジャンによる新生ディオール帝国の門を開く『クルジャンのジャドール』の第二弾として2026年3月20日に発売されたのが、リアーナをミューズに生み出された、ハニーフローラルグルマンの香りである「ジャドール インテンス」です。

スポンサーリンク

実は、Z世代のポップスターのためのジャドール

©DIORBEAUTY

©DIORBEAUTY

私は、自由奔放で、曲線美にあふれ、極めてフェミニンで自信に満ちたアイコンを称えたいという思いがありました。「ジャドール インテンス」には、くびれたウエスト、ふくよかなヒップ、そして高々と持ち上げた頭が必要だったのです!

この力強い新作の香りを生み出すにあたり、私は蜂蜜のような花の蜜を表現したいと考えました。色彩豊かで、口に含むと甘美な味わいが広がり、とろけるような丸みを帯びた香り。まるで、あらゆる花が色鮮やかに咲き誇り、抗いがたいほどの情熱を解き放っているかのようです。

フランシス・クルジャン

〝黄金の水〟を素肌に吹きかけた瞬間から、この香りが〝若返りの水〟であることが分かります。この香りのミューズは、スーパースター重鎮であるリアーナ(クルジャンは、この香りのインスピレーションの源として、リアーナの「型破りでセクシー、そしてありのままの自分に自信を持っている」イメージの中にある温かい人間身を投影したと述べています)よりも、Z世代のスーパースターであるBLACKPINKのリサであるべき香りである事が容易に感じられます。

それほどフレッシュで、否、濃厚な花々の蜜が、素肌の上でとろけて新しい芽を出し、春の若葉のように着々と成長を遂げ、開花していくような、だんだんとフレッシュな感覚が進行していくような不思議な甘さに満たされていくのです。どうやらアプリコットとジャスミンの果蜜と花蜜のハーモニーのようです。

そして太陽の女神のように明るいハニー×イランイランがすべてを包み込み、素肌の上に咲くアプリコット×ジャスミンを甘い輝きで満たしてゆきます。この香りの真骨頂は、華やかなディーバ=ローズの登場の瞬間にあります。

ローズウォーター調に砂糖漬けされたヴァイオレットアコードが添えられた、〝若々しいピュアローズ〟が、成熟したジャドールの〝若返り〟をさらに後押ししていくように、バニラとサンダルウッドと共に響き合いながら、素肌は、いまだかつてないミルキーな黄金の輝きに磨き上げられてゆくのです。

アプリコットのニュアンスが、〝フローラルのピーク ――フルーツへと変化する直前の瞬間―― 〟にまで高められたジャスミンの官能的な甘さに対して、ドーピングのような役割を果たしており、ボディメイクされたポップスターのようなシックスパックのお腹を持つ、しなやかな女性美に満ちたジャスミンを生み出してくれるようです。

今回より、印象的なジャドールのアンフォラボトルは、従来品に比べてガラスの重量が53%軽量化されています。

スポンサーリンク

香水データ

香水名:ジャドールインテンス
原名:J’adore Intense
種類:オード・パルファム
ブランド:クリスチャン・ディオール
調香師:フランシス・クルジャン
発表年:2026年
対象性別:女性
価格:35ml/13,860円、50ml/19,140円
公式ホームページ:ディオール


トップノート:アプリコット
ミドルノート:イランイラン、ジャスミン、ローズ
ラストノート:ハニー、バニラ、サンダルウッド