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グレタ・ガルボ

グレタ・ガルボ2 『グランド・ホテル』3(2ページ)

グレタ・ガルボ
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本作では3種類のファーコートが使用された

グレタ・ガルボ・ルック6 ファーコート
  • ミンクのファーコート
  • ブラックグローブ
  • ブラック・ハットドレス
  • 黒のローヒールパンプス
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僅かな登場シーンではあるが、かなり印象的なパンツルック

このパンツルックは、70年代においてリバイバルしました。

カフリンクスがとてもカッコ良いです。

グレタ・ガルボ・ルック7 パンツルック
  • ダブルカフスのブラウスとワイドパンツ
  • 首元で結ぶショートマント

ガルボの真骨頂とも言えるパンツルックが登場します。ほんの少しの出番ですが、このスタイルが、少し後のキャサリン・ヘプバーンと、1970年代のファッションに与えた影響は計り知れないものがあります(マリサ・ベレンスンアンジェリカ・ヒューストンが上手く着こなしていました)。

パット・クリーブランド、1972年ヴォーグ。

マリサ・ベレンスン、1970年代。

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ファッションの本質は、白黒映画から学ぶべし。



グレタ・ガルボ・ルック8 ミンクのストール
  • ワイドショルダーのコート、大きなクルミボタン、ダブル、足首丈
  • ミンクのストール
  • ドレスハット
  • 黒のショートグローブ
  • フラットシューズ

グレタ・ガルボという女優の魅力が、完全に発散された作品ではないが、その片鱗は伺える作品です。そして、彼女が後世のファッション・シーンに与えた影響がなぜこれほど大きいのかという理由を教えてくれる作品でもあります。

「女性を輝かせるためには、ただ光と影さえあれば良い」という言葉を、徹底的に実践した時代が、白黒映画の時代でした。その中には、私たちが、色彩を捉えることに夢中になりすぎて、忘れている「女性の美」の本質を捉えることが出来るのです。

ファッションに関わる仕事及びアパレル業に従事する人たちは、色彩が失われた世界の映画として白黒映画を捉えがちです。しかし、ほとんどのファッション・デザイナーが白黒映画を愛するように、これらの作品の中から、色彩に目を奪われ見失っているファッションの本質を学ぶことが出来るのです。