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キャサリン・ヘプバーン1 『フィラデルフィア物語』1(2ページ)

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作品名:フィラデルフィア物語 The Philadelphia Story(1940)
監督:ジョージ・キューカー
衣装:エイドリアン
出演者:キャサリン・ヘプバーン/ケーリー・グラント/ジェームズ・ステュアート/ルース・ハッセイ

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自分の力で生きる女性こそ、最も美しい!

「3人の男性のうち、彼女が選ぶのは誰?」オールド・ハリウッド・センス溢れるイメージ・フォトです。

そして、男三人が一人の女性を指差すサルバドール・ダリ的なシュールさ。

最後に再婚のどんでん返しをパパラッチされ、間抜け面を晒して終わる可笑しさ。

女性からその魅力を出したければ、男性は忍耐強く見守るべき。

日本においてはヘプバーンと言えば、オードリーを連想するのですが、アメリカにおいては、ヘプバーンと言えば、まずキャサリンを連想します。特にファッション感度の高い欧米人の女性にとって、キャサリン・ヘプバーン(1907-2003)は、永遠の憧れの存在です。

若さとは?自分の可能性を信じることとは?男に媚びないクールな美しさとは?老いて得る魅力とは?21世紀において、<夫の財力にぶら下がった>見掛け倒しのアンチ・エイジングが蔓延る現在において、キャサリンの存在がこれほどまで再評価される時代はないのではないでしょうか?彼女の自伝の中に魅力的な一文があります。

だって、私たちはこうしてこの世の中に生きていて、自分自身の可能性に応えなければならないわけでしょ。

キャサリン・ヘプバーン

自分の力で人生を切り開いてきた女性の言葉と、他人の力にのっかかって人生を生きる女性の言葉は、全く違う確信に満ちているはずです。それにしても、話は外れますが、オープニング・スコアをはじめとする本作全体を包み込む音楽の調べの優雅さ!

音楽はフランツ・ワックスマン。後年、1950年に『サンセット大通り』、1951年に『陽のあたる場所』でアカデミー賞作曲賞を受賞することになります。この時代の音楽には、今では聞くことの出来ない優雅な音色に包まれています。

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ビザンティンの復活!

白と黄金の対比。ビザンティン・ドレス。特に袖に注目です。

ビザンチン・ドレス

ハリウッドが女神を生み出せた時代。

ビザンチン・ドレス

スカートのドレープの優雅さ。見せない美学。

ストロング・ショルダーがある意味、甲冑のような『女戦士』イメージも漂わせています。

ビザンティン・ドレスにタキシード姿の男性と、コール・ポーターのスコア。そして、シャンパンのパーフェクトな組み合わせ。キャサリンのシャンパン・グラスの扱い方は本当に優雅です。

実際のビザンティン・ドレス。

キャサリン・ヘプバーン・ルック1 ビザンティン・ルック
  • ビジューつきギリシャ風ガウン。イーグルのように配置した黄金のビジューから漂う強さと、美しいドレープを生み出すシルクによるソフトさのコンビネーション。黄金のコルセット。、ラペルにも黄金のビジュー

本作において、後世に最も影響を与えたファッションは、ビザンティン・ドレスです。キャサリン・ヘプバーンが演じる上流階級の令嬢トレイシー・ロードのイメージである「アンタッチャブルな女神」をモチーフに、衣装デザイナー・エイドリアンによって生み出されたデザインです。

グランド・ホテル』『オズの魔法使い』『哀愁』の衣装も担当したエイドリアン。

ビザンティン・ルックについて説明するに相応しいのは、言葉以上にドルチェ&ガッバーナによる天才的なミラノ・コレクション2013-14AWのデザインの数々を見ることでしょう。

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