グレース・ケリー

グレース・ケリー7 『ダイヤルMを廻せ!』2(2ページ)

    作品名:ダイヤルMを廻せ! Dial M for Murder(1954)
    監督:アルフレッド・ヒッチコック
    衣装:モス・マブリー
    出演者:グレース・ケリー/レイ・ミランド/ロバート・カミングス



    ナイトガウン姿で襲撃されるヒロイン。



    衣装合わせのフォト。

    グレース・ケリー・ルック4 ナイトガウン
    • ホワイトシルク&レースのナイトガウン、プリーツスカートの部分だけペールブルー

    暗殺者に襲撃されるシーンのグレース・ケリーの衣装として、ヒッチコックはベルベットのローブを望みました。しかし、グレースは、「資産家であっても若い女性が、高級なローブなんて着てないし、役に合わない」と拒否しました。結果的には、軽やかなナイトガウンだからこそ、暗殺者との格闘シーンは、スリリングなものになりました。



    色々なカラーに自分を変えていくファッションの楽しみ

    英国的な上質の室内装飾が、グレース・ケリーの美しさを格上げしています。

    1953年の舞台劇において、ジョン・ウィリアムズは同じ警視役でトニー賞を受賞しています。

    グレーの衣装が、グレースのブロンド・ヘアーに新たな一面を与えてくれます。

    東洋風のドレスと、東洋風の装飾品の数々。

    本作の撮影は全てカリフォルニア州バーバンクのワーナー・スタジオで行われた。

    本作は舞台劇の映画化であり、ほぼ全編がアパートの一室で進行していきます。そのためグレース・ケリーのファッションも、大まかに分けると2種類だけです。その一つはレッドドレスであり、もう一つはこのグレーのドレスとなります。

    その茶色のコートとの組み合わせが喪服のような静謐なスタイルは、レッドドレスにおける不倫に身を焦がす情熱的な若妻のファッションとは対極に位置するファッションです。前半と後半で雰囲気ががらっと変わるグレースを見ていると、私たちは、色々なカラーに合わせて自分を演出する女性の魅力というものを容易に実感することが出来ます。それ程に、情熱的な赤のグレースも、すっかり焦燥した鼠色のグレースも、どちらも魅力的なのです。



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