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【ブルガリ】ゴルデア コレクションの全て

アルベルト・モリヤス
©BVLGARI
アルベルト・モリヤスブランドブルガリ調香師香りの美学
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ゴルデア

Goldea 2012年当時ブルガリ・フレグランスは存亡の危機に立たされていました。3月にブルガリの香水部門の最高責任者に就任したばかりのヴァレリア・マニーニにとって最大の問題は、世界中のショッピングモールやドラッグストアでディスカウント販売されているブルガリ・フレグランスの、地の底にまで堕ちたブランド価値をいかにして引き上げていくかということでした。

そして、そのために彼女が打った最初の手が、最上級ラインのレ ジェンメ コレクションでした。さらに2015年に打った二つ目の手が、ラグジュアリー・コレクション「ゴルデア」の誕生でした。

さぁ、今ここにブルガリ王朝復興の狼煙はあげられたのでした。

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ゴルデア以前のブルガリ王朝のフレグランス史

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1993年に、ジャン=クロード・エレナが創造した〝世界初のティー・フレグランス〟「オ パフメ オーテヴェール」からはじまるブルガリの香水の歴史は、1995年の「ブルガリ プールオム」を経て、2003年にブルガリ・フレグランス10周年を記念した「オムニア」と、以後そのシリーズ作品によって、着実に知名度を高めることになりました。

しかし、一方でドラッグストアやショッピングモールで、(大概は放置したままで劣化している)コットン入りのミニボトルを嗅いで購入する70%オフ・フレグランスの象徴という、有難くないイメージも定着していきました。

やがて、2010年代に入ると、「最も購入してはいけないフレグランス・ブランドのひとつ」として、香水に興味のない人々にも噂されるほどに、その香水という分野におけるブランド力は、地の底にまで落ちていました。

そんな現状を打破するために2014年に生み出されたのが、100mlで41,580円する「レ ジェンメ」コレクションでした。しかし、このコレクションの認知度は限りなく低く、香水好きな人々にとっても「ブルガリのエクスクルーシブ・ライン」には興味を持てないという気持ちを強くさせるだけでした。

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ゴルデアの奇跡

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ブルガリが女性のための一般的なフレグランス・コレクション「オムニア」を発表し、十年以上の時が経った2015年10月に、世界に向けて(エクスクルーシブではなく)ラグジュアリー・フレグランス・コレクションとして、(起死回生の一撃の如く)ローンチしたのがこの「ゴルデア」でした。

ゴレデアとはGold(黄金の)とDea(ラテン語で女神)を組み合わせた造語で「太陽の黄金の輝きを手にした女性美」を表現しています(ボトル自体も。ボトルネックには、蛇のモチーフがぐるりと巻き付けられており、ゴールドと太陽をモチーフに作られている)。

それはブルガリを代表するジュエリーコレクションであるセルペンティからインスパイアされたフレグランスであり、またブルガリの香水という分野における、ブランドとしての黄金期を意味する『ブルガリ王朝』復興の意味も含んでいました。

そして、「ゴルデア」は、奇跡的な売り上げを達成し、2016年に発売された第二弾「ローズ ゴルデア」により、王朝は奇跡の復活を遂げることに成功したのでした。

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ゴルデア王朝

2015年


ゴルデア

2016年


ローズ ゴルデア

2017年


ゴルデア ローマン ナイト

2019年


ローズ ゴルデア ブロッサム ディライト

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