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クラウディア・カルディナーレ4 『ウエスタン』4(2ページ)

クラウディア・カルディナーレ
クラウディア・カルディナーレ
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きりりとしたブラウンドレス

ブロンソンが演じるハーモニカと、西部の酒場にて。

全身黒づくめのヘンリー・フォンダが颯爽とやって来ます。

独特のタレ目が、劇的な表情の変化を生み出します。

ブロンソンの赤シャツに負けない堂々とした存在感。

ウエスタン・ルック3 ブラウンドレス
  • ブラウンドレス、胸元にレース
  • ゴールドイヤリング
  • ヘッドピース
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世界一、汗が似合うオンナだったCC

この表情を見て!女優の面構えとはこういう面構えを言うのです。

胸元の紐がアクセントになっているデイドレス。野性味に溢れています。

70年代ファッションモデル風に麦藁帽子を被るCC。

時折見せる、10代の少女のような表情。

このアングルがクラウディア・アングルです。

しかし、少し角度を変えただけで、ブリジット・バルドーにそっくりになります。

腕っぷしの強さは、ただ細いだけのヴィクシー・エンジェル達には、一生かかっても出せない女の魅力です。

レースアップのブーツがクール!

ラストシーンのリハーサル。レオーネと共に。

ウエスタン・ルック4 ダークネイビー・デイドレス
  • オフショルダーのダークネイビー・デイドレス、ローブデコルテ風
  • 白エプロン
  • ベージュ色のレースアップブーツ

俺のお袋もこんなコーヒーを入れてくれたもんだ。

シャイアンの名台詞

女性にとって、最高の誉め言葉の一つなのではないでしょうか?男性が外見ではなく、女性が作ってくれたものを褒める時、もう彼の心の中にはあなたしかいないという宣言も同然なのです。

クラウディア・カルディナーレという女優には、汗がとても似合います。彼女が扮したジルは、最後に、西部を開拓する男たちの大いなる母となる決心をします。荒野の砂と誇りと太陽の中で、汗と言うワードローブを身に纏い、労働者にお酒を配るラストシーンに、説得力を生み出せたのも、ただただ、クラウディアのその大地に根を張るダイコンのような逞しさ故でしょう。

そして、その姿は、黒い服を着たローマ神話の女神のようでした。