オードリー・ヘプバーン

オードリー・ヘプバーン40 『パリで一緒に』2(2ページ)

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14世紀のコスプレをするオードリー

エナン帽とコタルディを着るオードリー。

14世紀のヨーロッパの貴族ファッション。

高い円錐型のエナン帽(角という意味)は、シリアから伝道したもの。

オードリーには、アップスタイルがとても似合います。

当時、ホールデンと付き合っていたキャプシーヌは、生涯のオードリーの親友となる。

ジバンシィのデザインしたコタルディ

ガブリエル・ルック6 エナン帽とコタルディ
  • クリーム色のシルクブロケード生地のホワイト・コタルディ。アクセントとして黒のベルベットのVネックの縁取り
  • エナン帽、ビジューつき

エッフェル塔の仮装パーティのシーンで、オードリーは14世紀のヨーロッパ貴族のコスチュームで登場します。ちなみにこのシーンでチャップリンの仮装をしているのはピーター・セラーズです。

ジバンシィは、オードリーのピンクドレスがお好き

最後にオードリーが着るのが、ピンク・ドレス。

本作のスカートのシルエットは全て同じです。

ガブリエル・ルック7 ピンクドレス
  • シルク・ブロケードのピンク・カクテルドレス、ノースリーブ、ジバンシィ61/62AW
  • 白のロンググローブ、エルメス
  • ピンクのクラッチ
  • ピンクのローヒールパンプス

ティファニーで朝食を』(1961)においてオードリーが着ていたショッキングピンクのカクテルドレスに続いて、本作においてもラストにピンクを持ってきました。

ジバンシィのシャーベット革命

劇中使用されなかったリトルブラックドレス。

この業界では誰も彼女をねたんだりしませんでした。オードリーがロマンティック・コメディの〝最高の女優〟という評判を疑う人などいませんでしたから。ストイックと言えるほど勇気があり責任感が強く、仕事仲間を驚かせていました。いつも時間を守り、撮影現場に来たときには台詞をちゃんと覚えていました。

彼女に関するかぎり、かんしゃくや気紛れといった、映画スターの負の部分は誰も見たことがなかったと思います。彼女は人をはっとさせるような謙虚さで、この完璧なマナーを守り抜いていたのです。オードリーに言わせれば、こんなにすてきなキャリアに恵まれるのは自分の運がいいからだ、ということになります。彼女は自分自身が満足でいるまで、けっして努力を怠りませんでした。

レスリー・キャロン

『パリで一緒に』は、オードリーの作品の中では知名度の高い作品ではありません。しかし、この作品がもし、『シャレード』の前に、1962年から63年にかけて公開されていたなら、その評価はより高まったことでしょう。

特に、映画の中で、シャーベットカラーやパステルカラーを初めて本格的に使用したユベール・ド・ジバンシィの斬新さは、賞賛に値します。この作品は、ファッション史という観点において、再評価に値する作品です。



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