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【ブルガリ】アクアアマーラ(ジャック・キャヴァリエ)

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©BVLGARI
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アクアアマーラ

原名:Aqva Amara
種類:オード・トワレ
ブランド:ブルガリ
調香師:ジャック・キャヴァリエ
発表年:2014年
対象性別:男性
価格:50ml/9,030円、100ml/12,285円

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ブルガリのアクアシリーズ第三弾。その名も「にがい水」。

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マリンノート(オゾンノートではなく)は、ブルガリから誕生したイメージがあるのですが、実際のところ、ブルガリがマリンノートの香りを発表したのは、アルマーニが「アクア ディ ジオ プールオム」によって一大旋風を巻き起こした10年後の2005年の「アクア プールオム」によってでした。

この2005年からはじまるアクア シリーズ(Aqvaとスペルされる理由は、ラテン語にはuが存在しない為)の第三弾の香りとして、2014年に「アクアアマーラ」は発売されました。「アマーラ」とはイタリア語で「苦い」という意味です。ジャック・キャヴァリエにより調香されました。

ヴァレリア・マニーニ(ブルガリの香水部門のクリエイティブ・ディレクター)の野望が叶わなかった作品。彼女はこの時期にアクア シリーズとオムニア シリーズをよりプレシャスなラインへと転換していこうと考えていました。それほどまでにこの二つのラインは、当時、ディスカウント・フレグランスとしての悪名が付きまとっていたのでした。

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マリンノートの新境地を開いた、ビターアクアの香り。

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〝にがい水〟というすごい名前が付けられたこの香りは、100%に濃縮されたマンダリンとメントールが、一気に弾け、酸味のあるメタリックのような独特なミネラルの甘やかな香りを解き放つようにしてはじまります。

すぐに塩気の効いたアクアティックでビターオレンジなネロリウォーターが注ぎ込まれてゆきます。そして、渋いパチョリと甘いオリバナムがスモーキーとひとまとめになり広がってゆくのです。

マンダリンのジューシーなシトラスからはじまり、ネロリのウォータリーな苦みに、ハーバルなパチョリ・リーフと甘くウッディなオリバナムがブレンドされた余韻が続くのです。それはまさに太陽に愛されるオレンジのように、海辺で横たわる男の肢体が熟していくように、最後までマンダリンの贅沢なフルーティさを感じることが出来る香りです。

キャンペーン・モデルは、スペイン人のファッションモデル、ジョン・コルタジャレナです。マリオ・ソレンティによって撮影されました。

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香水データ

香水名:アクアアマーラ
原名:Aqva Amara
種類:オード・トワレ
ブランド:ブルガリ
調香師:ジャック・キャヴァリエ
発表年:2014年
対象性別:男性
価格:50ml/9,030円、100ml/12,285円


トップノート:シチリア産マンダリン
ミドルノート:チュニジア産ネロリ
ラストノート:インドネシア産パチョリ・リーフ、オリバナム