ベルギー皇太子アルベール2世訪米
オードリー・ルック<1955年>39 リトル・ブラック・ドレス
- 修道院のスクールガール風リトル・ブラック・ドレス。白のシルク・フレンチ・カフスとカラーと黒ベルト
- 黒のローヒールパンプス
- アクセサリーはパールイヤリングのみ!
10月27日、訪米草々にして、パラマウント・スタジオを訪問したベルギー皇太子アルベール2世の歓迎晩餐会に出席することになったオードリー・ヘプバーンは、アルベールの隣の席に座るという栄誉を得たのでした。アカデミー賞とトニー賞の主演女優賞の二冠を獲得するという奇跡を前年に成し遂げ、『麗しのサブリナ』も大ヒット中のオードリー・ヘプバーンはまさに時代の寵児でした。
このアルベール皇太子とオードリーの2ショットは、間違いなく本物のプリンスと創作されたプリンセスというダブルイメージを意図したものだったのです。
後にイヴ・サンローランがカトリーヌ・ドヌーヴ主演の『昼顔』(1967)において引用することになるリトルブラックドレスがとても神々しいです。
クリスチャン・ディオールを着たオードリー
オードリー・ルック<1955年>40 ディオールドレス
- ジバンシィのアイボリーサテン・コート、1955/56AW
- クリスチャン・ディオールのサーモンピンクのシャンタン・イブニングドレス、1955/56AW
- ロジェ・ヴィヴィエがディオールのために作ったローヒールパンプス、1955/56AW
- 1952年5月にバーグドルフ・グッドマンでオードリーが購入したクラッチ、クリスタルがサテンに散りばめられている
1955年12月19日パリのリド・ナイトクラブにて、ウィンザー公爵&公爵夫人主催のパーティに出席したオードリー・ヘプバーン&メル・ファーラー夫妻とフェルディナンド・トラウトマンズドルフ伯爵夫人。この時のドレスは、クリスチャン・ディオールによるものでした。