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【セルジュ ルタンス】セルジュノワール(黒いサージ布)(クリストファー・シェルドレイク)

クリストファー・シェルドレイク
クリストファー・シェルドレイク セルジュ・ルタンス ブランド 調香師 香りの美学
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不死鳥の香り。それは驚きの〝体臭ノート〟だった


この香りは、私自身のプライベート・フレグランスとも言える。1968年から1980年にかけてディオールでメイクアップを担当していた時の世界観の全てが投影された香りなのです。

セルジュ・ルタンス

2018年11月にセルジュ・ルタンスより発売された、限られた店舗でのみ販売されている新しいプレミアムコレクション「グラットシエル コレクション」。「グラットシエル」とは、フランス語で「摩天楼」「超高層ビル」の意味です。

その黒のファセットガラスボトルのシルエットは、エンパイアステートビル、クライスラービルなど20世紀初頭から1930年代にかけてニューヨークに出現した世界初の高層ビルをモチーフにしたデザインです。2008年に販売された「セルジュノワール」も、このコレクションのひとつとなりました。

セルジュ・ルタンスが10年間かけて創造した香り。そのテーマは人々が忌み嫌うものを集め、最上のものを生み出そうという意欲的な試みです。

自分自身の名前と、教会や学校の制服に使われてきたサージの布をかけているこの香りは、〝黒を愛するものたちへの伝言〟なのですが、それにしては、強烈なまでの個性に満ち溢れています。

クローブとクミンというある種最強の組み合わせが爆発する〝体臭ノートからはじまります。そして、インセンスが香り全体を包み込み、アンバーが温かみを与えてくれるのですが、最初から最後まで〝体臭ノート〟は、表に裏にと移動しながら、しっかりと存在し続けるのです。

クリストファー・シェルドレイクにより調香されたこの作品の真価は、ルタンス自身が身に纏いし時の香りを嗅いでみないことにはなんとも言えません。

この香りに、自分自身の名を冠するということは、誰にでも身に纏える香りなぞハナから作ろうとは考えていなかったと私自身は推測します。

タニア・サンチェスは『世界香水ガイド』で、「セルジュノワール」を「カンファー・クローブ」と呼び、「セルジュはルタンスの名であると同時に、織地の一種(フランスでは、一般に絹)のことだから、セルジュノワールはざっくりいって黒の綾織のこと。」「ルタンスの名を冠している以上、香水はこうあるべきという彼の理念を反映した最高のオリエンタルかと思いきや、最低のオリエンタル。まるでルタンスの欠点をすべて集約したみたい。」

「歯医者を思い出すほどクローブが大量に入っている。中国の咳止めシロップに似たいいようのない臭気を放つ。」と1つ星(5段階評価)の評価をつけています。

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香水データ

香水名:セルジュノワール(黒いサージ布)
原名:Serge Noire
種類:オード・パルファム
ブランド:セルジュ・ルタンス
調香師:クリストファー・シェルドレイク
発表年:2008年
対象性別:ユニセックス
価格:100ml/35,200円



シングルノート:パチョリ、シナモン、アンバー、インセンス、クローブ、香辛料、エボニー・ウッド

セルジュ ルタンス セルジュノワール
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