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【イヴ ロシェ】ローズ アブソリュ(クリスティーヌ・ナジェル)

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©YVES ROCHER
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ローズ アブソリュ

原名:Rose Absolue
種類:オード・パルファム
ブランド:イヴ・ロシェ
調香師:クリスティーヌ・ナジェル
発表年:2006年
対象性別:女性
価格:日本未発売

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親しみやすいフルーティなグルマンローズ

©YVES ROCHER

イヴ・ロシェから2006年に発表された最高級フレグランス・ライン「シークレット・エッセンス・コレクション」の第二弾として発売された「ローズ アブソリュ」は、ウッディ・ローズの香りです。クリスティーヌ・ナジェルにより調香されました。

三種類のフレッシュローズとアップルがジャムのように掻き混ぜられ、そこにジンジャーエールと(ベリー&プラミーな)赤ワインが注ぎ込まれてゆきます。そして、弾けるスパークリングスパイシーローズが肌の上に降り注ぐようにしてこの香りははじまります。

今まさに鮮やかに花を咲かせようとしているローズを感じることができます。それでいて、バラの深みよりも、スパイシー、スイート、グルマンがしっとりローズに色づけされ、実に親しみやすいフルーティローズであるところが、この香りのポイントです。

逆に言うと、フレッシュでみずみずしいローズではありません。やがて、甘やかなトンカビーンと渋みのあるパチョリ、シャープなシダーが、ともにクリーミーにスパイシーローズと溶け合い、まろやかに肌の上を滑るように広がってゆくのです。

いまやエルメスの二代目専属調香師であるクリスティーヌが生み出した、マクドナルドのフライドポテトのような『ローズの香り』。あらゆる人々に愛されるものを生み出せるからこそ、彼女は〝こだわりの香り〟を追求するようになったのでしょう。

ルカ・トゥリンは『世界香水ガイド』で、「ローズ アブソリュー」を「フレッシュ・ローズ」と呼び、「イヴ・ロシェから最近発売された3セットの高級フレグランス(ほかの2つはボワル・ダンブル、イリス・ノワール)の中では間違いなくいちばんよいできだ。」

「トンカとパチョリを背景に、心地よいレモン調のパウダリーローズの香りが、80年代のヘッドスペース法(花や生かしたまま香りを採取する)を用いたかのようで、ひときわリアルに香る。」「2オンスで40ドルというお値打ち価格にしては、はるかに期待以上の仕上がりとなっている。」と3つ星(5段階評価)の評価をつけています。

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香水データ

香水名:ローズ アブソリュ
原名:Rose Absolue
種類:オード・パルファム
ブランド:イヴ・ロシェ
調香師:クリスティーヌ・ナジェル
発表年:2006年
対象性別:女性
価格:日本未発売


トップノート:シナモン
ミドルノート:トルコ産ローズ、ブルガリア産ローズ、モロッコ産ローズ
ラストノート:パチョリ、ヴァージニア・シダー、トンカビーン