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【ペンハリガン】リリー オブ ザ バレー(マイケル・ピクタール)

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その他ブランドペンハリガン調香師香りの美学
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リリー オブ ザ バレー

原名:Lily of the Valley
種類:オード・トワレ
ブランド:ペンハリガン
調香師:マイケル・ピクタール
発表年:1976年
対象性別:女性
価格:100ml/22,550円
販売代理店ホームページ:大丸松坂屋オンラインショッピング

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微笑むスズランの香り

1956年4月19日のグレース・ケリーのロイヤルウエディング。

1950年代を代表するハリウッド女優だったグレース・ケリー(1929-1982)がモナコ王妃として、1956年4月19日に、ロイヤルウエディングを挙げた時に持っていたウエディングブーケの花はスズランでした。

イブがエデンの園から追放された時に、流した涙から生まれたと言われるスズラン。この花に「永遠の愛」を託し1976年に生み出されたのが「リリー オブ ザ バレー」です。マイケル・ピクタールにより調香されました。

ゼラニウムの優しさに導かれて、シトラスとベルガモットは少しだけ爽やかな一面を見せてくれます。そんなこの香りのはじまりはまるで春の訪れを告げているようです(ただし、トップのトップは、お世辞にも素敵とは思えない鈍さがあるので、そのギャップがまた素敵です。)。

そして、スズランが、ローズ、イランイラン、ジャスミンといったクリーミーなホワイトフラワーと共に花咲かせます。そんなフローラルブーケを持つ花嫁を優しく支えるように、まるで新郎のようなオークモスとサンダルウッドが現れるのです。

フレデリック・マルはこの香りについて「薔薇のようなかわいいスズランの香り」と評しています。

幸せな気持ちになるスズランの筆頭と言い切って良いほどに、この花のあらゆる素敵な側面を捉えた、明るいスズランの歓喜の歌声に包まれる香りです。

ちなみにダイアナ妃がロイヤルウエディングで使用していた香りはディオールの「ディオリシモ」だったのですが、プライベートで最も使用頻度が高かったのは、ペンハリガンの「ブルーベル」とこの香りだったと言われています。

ルカ・トゥリンは『世界香水ガイド』で、「リリー オブ ザ バレー」を「ミュゲの失敗作」と呼び、「ミュゲ(スズラン)からは精油がとれない(量が少なく安定しない)。そのすばらしい香気の元となる芳香成分が精油に含まれるのかどうかも、はっきりしていない。」

「ミュゲはプロコフィエフの『ピーターと狼』を香りで表したようなものだ。青臭くて軽く、ローズのようにフレッシュなノートを通して、肺もふくらむ浮かれ騒ぎだ。」

「こんなに世界中で愛される香りは、ほかにはバニラしか思いつかない。だが、これが仇になった。最高のミュゲの原料はアルデハイドとアルコール類を含むもので、前者はパンチ、後者は石鹸のようなフレッシュさを与える。このハイドロキシアルデヒド(ヒドロキシシトロネラール)は非常にパワフルだ。そして人気のある香りのため、たくさんの人に大量に使われた結果、アレルギーを作り出してしまい、両方とも使用を規制されてしまった。」

「かくして、素敵なミュゲの香水を作ることはもう不可能になった。ペンハリガンはその不可能に挑戦して失敗し、代わりに青臭いハニーサックルを得た。」と2つ星(5段階評価)の評価をつけています。

香水データ

香水名:リリー オブ ザ バレー
原名:Lily of the Valley
種類:オード・トワレ
ブランド:ペンハリガン
調香師:マイケル・ピクタール
発表年:1976年
対象性別:女性
価格:100ml/22,550円
販売代理店ホームページ:大丸松坂屋オンラインショッピング



トップノート:ベルガモット、アマルフィ・レモン、ゼラニウム
ミドルノート:スズラン、ブルガリアン・ローズ、イランイラン、ジャスミン
ラストノート:サンダルウッド、オークモス

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