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カイエデモード香水図鑑を応援する|2025年5月30日~31日終日

2025年夏に9年目を迎えるカイエデモード香水図鑑。このたび聖地調査が完了し、5月より東京・横浜・名古屋・大阪・京都・神戸の約100か所の『香水超聖地ガイド』の更新を行っております(6月中に完成予定)。さらに、4月末より、これからの日本の香水業界を動かしていく25人のキーパーソンのインタビュー記事『フレグランス・アイコン・インタビューズ』を公開させて頂いております。

この大いなる活動にあたり、2025年5月30日~31日終日にあたりご寄付を募らせて頂きます。

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クリスティナ・ウェイボーン 『007 オクトパシー』5(6ページ)

ボンド ガール
ボンド ガール
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オールブラックの魔性

羊の目玉を食べる有名なゲテモノディナー・シーンにおいてマグダは、はじめて派手なネックレスを身に付けます。

リトルブラックドレスを着ているマグダ。

デコルテが全開で見える深いシルエット。

着替えた後のゴールドカラーのスリップも品があります。

マグダ・ルック5 リトルブラックドレス
  • ブラックドレス、ロングスリーブ
  • 四連パールネックレス

ここに、ボンドムービーを見ていた青少年の記憶に焼き付いて離れなくなるシーンが登場します。マグダがストッキングを脱いでいる所を、ボンドが覗いているシーンです。

ボンドムービーがなぜ男性の永遠の教科書なのか?それはファッションセンスの教科書でもあるのですが、憧れの女性像に対する教科書でもあるからなのです。それがただオールヌードやセックスシーンが氾濫している現代の映画とは違う点なのです。見せ過ぎないからこそ、青少年の想像を掻き立てるものなのです。

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悲劇のボンドガール



ボンドガールのひとりスザンヌ・ジェローム(1960-)は(お世辞にもセンスの良くない)レッドタイツ姿でありながらも、かなり目立つ長身(183cm)のブロンド美女でした。しかし、この作品が公開された3年後の1986年12月4日に自殺しました。

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サーカスの団長ルック

マグダがとても可愛く見えるコスプレです。

ロジャー・ムーアの隣に立っても誇示できる脚の長さ。

オクトパシーとマグダ。

マグダ・ルック6 サーカスルック
  • 黒いトップハット、白い細リボン
  • 黒の燕尾ジャケット、スパンコール
  • 黒のレオタード
  • 白のジレ
  • 白のボウタイ
  • 黒の網タイツ
  • 黒のスティレットハイヒールパンプス
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アイコニックなサファリルック

ラルフ・ローレンのようなサファリルック。

このトーク帽がとんでもなくステキです。

乗馬ブーツで足元を決めたパンツルックです。

マグダ・ルック7 サファリルック
  • ダークブラウンウールのトークハット
  • ベージュのタートルネック
  • ダークブラウンの太ベルト
  • ダークブラウンのパンツ
  • ダークブラウンの乗馬ブーツ
  • ダークブラウンのスエードショルダーバッグ

ほんの少ししか登場しないのですが、マグダのサファリルックが、現代にも相通ずるクールさに満ち溢れています。

トップにゆったりしたタートルネック、ボトムに乗馬パンツ風トラウザーに乗馬ブーツを組み合わせ、ウエストに太目のベルトを持ってくることにより、砂時計のようなシルエットを作り上げています。

それはまさにサーカス団という職業に相応しい調教師のようなサディスティックなムードをちょっぴり生み出しています。