ジーン・セバーグ

ジーン・セバーグ2 『勝手にしやがれ』2(4ページ)

    作品名:勝手にしやがれ À bout de souffle (1959)
    監督:ジャン=リュック・ゴダール
    衣装:クレジットなし
    出演者:ジーン・セバーグ/ジャン=ポール・ベルモンド



    「重要なのは2つだけ、男と女だけです」

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    セシル・カットとピカソ。美しい横顔のラインです。

    Jean Seberg during the filming of "Breathless." 1959 / **I.V.

    ジーン・セバーグ。スウェーデン系アメリカ人。

    『勝手にしやがれ』という映画の奇跡は、正常ならばけっして映画なんか作ることが出来ない人生の一時期にひとりの人間によって作られたということだ。人は貧窮のどん底にあるとき、悲惨の極みにあるとき、映画をつくったりはしない。映画をつくるということは、それはすでにホテルとかアパルトマンとか、ちゃんとした住居に住んでいて、物質的な心配事もなくなってからのことだ。そして、そのときの思いで映画を作るのだ。だが『勝手にしやがれ』の場合は、ほとんど浮浪者が、映画を作ったのである。それこそ奇跡なのだ。あれほど不幸で、あれほど孤独でありながら、一本の映画をつくれることは、そんなに簡単にありうることではないのである。           フランソワ・トリュフォー

    フランソワ・トリュフォーの原案によるこの作品は、ヌーヴェルヴァーグ(新しい波)の象徴となりました。それは、ゲリラロケ撮影を中心としたスタジオ撮影の放棄、同時録音、即興的な演出という生命力溢れる映画を生み出そうとする試みでした。そんなトリュフォーによる上記の言葉は、辛辣ですが、この作品の本質を見事に掴んだ言葉だと思います。

    そして、そんな監督=ゴダールに、付き合えた女優(ジーン・セバーグ)が着たファッションは、ただフレンチカジュアルの象徴として人々の記憶にとどめるだけでなく、パリモードに対する反逆の象徴としても捉えられるようになったのです。ファッション業界にさえもヌーヴェルヴァーグを起こした映画それが『勝手にしやがれ』なのです。

    パトリシア・ルック4 メンズシャツ・ルック
    • ピンストライプのミシェルのワイシャツ。
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    パリのカフェにマッチするパリモード寄りのファッション。

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    「ディオールで買って?」「いやだ。スーパーの方が10倍いい」

    映画史とは少年が少女を撮ってきた歴史である。   ジャン=リュック・ゴダール

    パトリシア・ルック5 デイワンピ・ルック
    • ウールのノースリーブのワンピース。フロントボタン。胸ポケット×サイドポケットが対に2つづつ。ラウンドネック
    • クリーム色のカーディガンを肩がけ
    • キャットアイサングラス
    • 黒のハイヒールパンプス
    • 愛用の巾着袋




    良く見るとすごいボーダーワンピ

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    「人生最大の野心は?」「不老不死になって死ぬこと」ジャン・ポール・メルヴィル(『サムライ』の映画監督)カッコいいです!

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    思わず頭をなでなでしたくなるセシルカット。

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    そして、フランス女の教科書になった。

    ここまで徹底的なボーダーワンピースも珍しいです。ボーダーのない布地は存在しません。ハイウエストになるようにベルト位置は設定されておりアンブレラスカートになるようにふわりと膨らみます。そこに白のショートグローブと白のハイヒールパンプスを合わせているところが素晴らしいです。

    これが彼女の最後のファッションになります。希望に満ちたジャーナリストとしての初仕事をするためのセミフォーマルな服装で、夜のパリをミシェルと過ごし、車までも盗む手伝いをし、そして、早朝、裏切るのです。幼い人形のようでありながら、知性的な大人の女性の一面も見せる。ボーダーワンピースとは、女性の少女から大人へのふり幅を巧みに見せることが出来るセミフォーマルなアイテムなのです。

    しかし、ファッションとはどんなファッションであろうとも、大量生産された肉体にフィットしない衣服は、ファッションと呼べる段階にあなたを引き上げてくれません。ファッションは感性です!いいえ、私はそこに1つの言葉を付け足さずにはおれません。ファッションは、サイジング感性ですと。

    パトリシア・ルック6 ボーダーワンピース・ルック
    • ボーダーワンピース。半そで。ボタンに至るまで全てがボーダー。膝丈
    • 手首までの白のショートグローブ
    • 小さな巾着袋
    • 7cmくらいの白ハイヒールパンプス
    • キャットアイサングラス




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