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【メゾン フランシス クルジャン】バカラ ルージュ540(フランシス・クルジャン)

フランシス・クルジャン
©Maison Francis Kurkdjian
フランシス・クルジャンブランドメゾン・フランシス・クルジャン調香師香りの美学
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バカラ ルージュ540

原名:Baccarat Rouge 540
種類:オード・パルファム
ブランド:メゾン・フランシス・クルジャン
調香師:フランシス・クルジャン
発表年:2016年
対象性別:ユニセックス
価格:35ml/20,790円、70ml/37,290円
販売代理店ホームページ:DEPACO(大丸松坂屋コスメオンラインストア)

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価格:1,200円
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バカラに香りが存在したならば・・・

©Maison Francis Kurkdjian

私はこの作品に関して一切バカラとは打ち合わせをせず、全てを任された。これはある意味、私が20年間かけて作った作品なんだ。

フランシス・クルジャン

名優マイケル・ケインはかつてこう言いました「演劇は演じられ、映画は作られる」と、そして、その後にこう続けられます。「そして、映画は、役についての監督との話し合いなしに、他のキャストの人たちとのミーティングなしに、セットでのリハーサルなしに完成するということだ」。

演劇は、リハーサルによって繰り返された関係性から生み出される熟成です。一方、映画は、熟成ではなく、意図された結果をもたらすべく生み出される作業です。だからこそ、お互いにまったく違う種類の影響を後世に与えます。

演劇は、臨場感を武器にし、映画は記録されることにより不滅性を武器にします。さて話をこのフレグランスの紹介へと進めていきましょう。

バカラ(1764年創設)とフランシス・クルジャンのコラボは、演劇と映画の中間に位置する臨場感と不滅性を武器にした芸術なのです。香りは、臨場感を生み出し、バカラグラスは不滅性を生み出す。そんな対照的な二つの要素が結びついたのが、このフレグランス「バカラ・ルージュ540」なのです。

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あえてほとんど合成香料で生み出された香り

©Maison Francis Kurkdjian

©Maison Francis Kurkdjian

「バカラ ルージュ540」は21世紀を象徴する香りの一つだと思います。それはキム・カーダシアンのような香りだと思いますが、とてもパワフルでわかりやすく、バランスの取れたものです。

フレデリック・マル

2014年11月、バカラのブランド生誕250周年を記念し、50万円(4000ドル)の高価なこのフレグランスは、バカラクリスタルのボトルで、250個の数量限定販売されました。

それは1940年代にジョルジュ・シュヴァリエが、バカラの伝統的なモチーフであるダイヤモンドカットを用いてデザインしたボトルデザインでした(総重量は500g)。そこに付随するのは通称”バカラレッド”と呼ばれる「ルージュ」色のピペットです。

そんな高価なボトルの中で、大気への開放を待つ香りが、2015年に、メゾン・フランシス・クルジャンの通常のボトルに詰め込まれ販売されることになったのでした(日本では2016年9月1日より)。

「バカラ ルージュ540」の名前の意味は、透明なクリスタルに24金の金粉を混ぜ合わせる〝金彩〟を施すときに、540度の高温で少しずつ溶解することにより、独特の深みのあるスカーレットレッドを生み出すことが出来ることからでした。

ロレーヌ地方のバカラ村を訪れたクルジャンは、溶解炉で様々な物質が溶け合いつくられるクリスタルガラスの様子から大いなるインスピレーションを受け、それを香りの中で再現しようと試みました。

最初に溶解炉の中の炎のようなブラッドオレンジが弾けます。そして、この炉の中に、オークモス、ラベンダー、セージといったエッセンスが投入されていきます。

炉から出された鉛結晶は、通常チームで作業し、クリスタルが急速に冷えるまでに、的確な形状を作り上げていきます。それをクルジャンは香りの中で行っています。ジャスミン(ヘディオン)と甘いサフラン・アコードに、アンバーグリスをブレンドし、焦げたカラメルの香ばしさを生み出しています。

そして、炉の中に放り込まれたオークモス、ラベンダー、セージが最後の最後にシダーと絡み合いその全貌を現すのです。

クルジャンがこの香りの創造において心がけたのは、バカラのクリスタルガラスの品質の再現を香料により実現することでした。

つまり通常のクリスタルガラスは、酸化鉛の含有率が24%程度なのですが、バカラのクリスタルガラスは、酸化鉛の含有率がすべて30%と割合が高く、そのため透明度、光の屈折率、反射率がたいへん高く、七色の輝きを生み出すのですが、これを香りの中でやってのけたのです。

だからこそ、オレンジとマリーゴールド以外は、全て合成香料を使用することにより、天然香料では生み出せない七色の香りが創造できたのでした。

つまりはこのバカラのクリスタルガラスの製造工程を香りにしたのがこの香りなのです。それにしてもこの動画を見ていると、バカラのクリスタルガラスがなぜ人々の心を捉えて離さないのかがよくわかります。

バカラの名を冠することが許された唯一の香りです。

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香水データ

香水名:バカラ ルージュ540
原名:Baccarat Rouge 540
種類:オード・パルファム
ブランド:メゾン・フランシス・クルジャン
調香師:フランシス・クルジャン
発表年:2016年
対象性別:ユニセックス
価格:35ml/20,790円、70ml/37,290円
販売代理店ホームページ:DEPACO(大丸松坂屋コスメオンラインストア)


トップ・ノート:ブラッドオレンジ、ジャスミン、サフラン、マリーゴールド
ミドル・ノート:アンバーウッド、オークモス
ラスト・ノート:シダー、バルサムモミ、ラベンダー、セージ

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